私は鉛筆画をメインに描いています。

※この絵は一部ペンも使っています。

 

 

絵のジャンルを問わず「リアルな人物」を描く為には何と言っても「トレース」を利用するのが一番手っ取り早いです。

 

完成度も格段に上がります。

 

トレース方法はこちらの記事でまとめています。

 

 

ただ、毎回トレースばかりになってしまうというのも・・・絵描きとして味気無さを感じてしまうと思います。

 

そこで改めて、鉛筆を使ってフリーハンドでリアルな人物を描く時に役立つ「単純な2つの意識」について考えてみました。

 

主に絵の初級者の人に向けて解説していきます。

 

意識1 「輪郭線に命を燃やす」

 

改めてですが・・・「輪郭線を物凄く、物凄くしっかり正確に描いていく」ということです。

 

 

絵を描いている時の心理として、輪郭線がしっかり描けていると「よしよし、うまく描けてる」と集中力が上がり、その後も順調に描き進められたという経験はないでしょうか?

 

私は何度もありますし、共感してくれる人も多いと思います。

 

つまり、自分の絵が「上手く描けてる、いいぞ」とテンションが上がる最初の要素は「輪郭線」なのです。

 

逆に輪郭線がいびつなまま描き進めてしまうと、その後の質感の表現がうまくいっても「なんか微妙だな、描くテンションが上がらない」となってしまうのです。単純なことです。

 

わたしもしょっちゅうそうでした。

 

従って、まずは最初に輪郭線を正確に描くということに命を燃やしてみてください。

 

 

ただ「それができれば苦労はない」と言われてしまうかもしれませんが、やり方としては、もう単純で、

 

描きたい被写体をプリントアウトして紙の横に置いて、何度も何度も絵と被写体を繰り返し見ながら輪郭線を描き、ひたすらに差異を埋めていってください。

 

顔を描く場合だったら、目の輪郭線、鼻の輪郭線、口の輪郭線、顔の輪郭線、全てが写真とほぼ一致しているか、ということに全精力を費やしてみてください。

 

この工程が抜け落ちると、いびつな鉛筆画になってしまいます。

 

 

輪郭線を描く→被写体を見る→輪郭線を修正する→被写体を見る→輪郭線を修正する

 

これの繰り返しです。

 

単純ですが、時間をかければかけるほど確実に結果がでます。

 

狂ったように絵と被写体の差異を埋めながら輪郭線を描いてみて下さい。

 

ほぼ差異が無いぞっとなったら徐々に質感、光、影を描いていくと必ず良い絵に仕上がるはずです。

 

そして、繰り返し見ることで絵描きとして重要な「見る力」も養われていくはずです。

 

 

立体物を見て描くデッサンにおいても、まずは輪郭線を正確に捉えるということが重要事項になってくるかと思います。

 

意識2 「濃く描く」

 

こちらも単純です。

 

例えば、鼻を描いていて「うまく鼻のふくらみが表現できない」という時は、先述した「輪郭線」のこともありますが、

 

描き込み=「濃さ」が足りていない場合がほとんどだと思います。

 

 

下の2枚の画像は私が描いた「平均的な鼻」の鉛筆画です。

 

少し極端かもしれませんが、単純に上の濃い鼻の方がぱっと見でふくらみや形が認識しやすいと思います。

 

それは、濃さを載せることで「絵がハッキリする」からです。それゆえに視覚的にふくらみを認識できるということになるのです

 

 

追記:たまに絵と被写体を「逆さ」にして見比べてみて下さい。そうすると驚くほど「濃さの不足」や「描写漏れ」に気付きやすくなります。

 

人間の目は長時間、同じものを見ていると悪い意味で慣れ過ぎてしまうので、一定時間ごとに「逆さにして見てみる」ということを強くおすすめします。

 

 

 

ちなみに、「顔」「目」「鼻」「口」の描き方は以下の記事でまとめています。

 

 

絵の初級者の人が「濃さ」を出せない理由としては、

 

・「どうも濃くする勇気が湧かない・・・」

・「うまく描けてるから濃くして失敗したら嫌だし、消すのも面倒」

 

といったところではないでしょうか。過去の私がまさにそうでした。

 

 

そんな時は「この絵を濃く描くことで必ず次回作につながる」という意識を持って思いきって濃く描いてみてください。

 

そうすれば、描くごとにどんどん画力が上達していくことは間違いないでしょう。

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