始めに

鉛筆画をスキャンする前にまず知っておいて頂きたいことはそもそもの鉛筆画の濃さが一定の濃さに達していないとスキャンをとっても細部までしっかり読み取ることができないという点です。

 

薄い絵のままスキャンをして、その後に画像加工ソフトで濃さを変えたりしてみても中々思い通りのデジタルデータにはなりません。

 

私も昔は薄い絵のままスキャンをしてしまい、納得いくまで何度も色を濃く塗り重ねるという経験がありました。

 

従って普段の鉛筆画でゴールとしている濃さよりも2段階ぐらい濃く描く習慣を付けると思った通りのデジタルデータにできると思います。

 

個人的にも濃く描くことで鉛筆画の魅力が増すと思っています。

 

 

最適なスキャンの仕方

 

私はセブンイレブンのコピー機でスキャンをしています。コンビニのコピー機なら最大A3まで簡単にスキャンができますし、A3サイズがスキャンできるスキャナーを個人で購入するとなると4万円ぐらいはすると思われますのでセブンイレブンでスキャンをするのが一番良いと思います。一枚30円でスキャンできます。

 

何故セブンイレブンかと言うと個人的に操作方法がしっくりくるからというだけです。USBも手軽に使えます。

 

今まで数十枚とセブンイレブンでスキャンしてきましたが画質も全く問題はありませんでした。

 

スキャンをする時のポイントは一つだけで、読み取る濃さを一段階濃いめでスキャンするという点です。そうすると本来の原画の色合いにグッと近づくと思います。タッチパネルで簡単に一段階濃いめに変更できます。

 

一段階濃い目でスキャンをして「しまった、濃すぎたなあ」と思ったことは一度もないのでおそらく大丈夫だと思います。

 

心配なら試しに普通の濃さでスキャンしてみて一段階濃い目と比較してみるのも良いと思います。

 

 

デジタルデータの作り方

画像加工ソフトphotoshopを使います。私は古いバージョンのCS2を使っていますが、他のバージョンでも明るさや色合いを変えるぐらいならほぼ同じ操作だと思いますので、そのまま解説していきます。

 

※ちなみに2019年5月現在はphotoshopの無料ダウンロードが出来なくなっているようなので、photoshopを持っていないという人は以下サイトでphotoshopの代替えとなるツールを探してみて下さい。明るさや色の調整ぐらいならどのツールでもできるはずですので。

代替えツールの参考サイト

 

私がphotoshopでいつもやっている操作は「イメージ」→「色調補正」→「明るさ・コントラスト」と進むと明るさとコントラストのインジケーターがでてきますので、明るさの値を「-5」、コントラストを「+5」ぐらいに変更すると原画に限りなく近づきます。

 

スキャナーは元々下から強い光を当てて絵を読み取る仕組みになっているのでどうしても少し白飛びしてしまいます。その為明るさを少し下げるぐらいがちょうど良いと思います。

 

さらに絵によっては「色調補正」→「カラーバランス」で色を整えたりしますが基本は明るさとコントラストを変更するだけです。

 

もしスキャンしたデータをパソコンで開いてその時点で原画に相当近いから大丈夫だということであればもうデータの加工はしなくていいと思います。私も絵によってはそういうこともよくあります。

 

スキャンしたデータについて厳密に言うと、十分な濃さで描いた鉛筆画でも100%原画通りのデジタルデータを作るというのはほぼ不可能だと思います。どうしても多少の誤差は出てきてしまいますので私はいつも「自分が納得できるレベルまで近づければOK」という線引きをするようにしています。

 

補足:A3以上の絵をスキャンしたい時

先程、コンビニなら最大A3サイズまでスキャンできるとお話しましたが、実はB3サイズも過去に強引にスキャンしたことがあります。

 

方法としては単純で、絵をずらして4回ぐらいに分けてスキャンをしたというだけです。

 

そしてその4つのデータを画像加工ソフトで開きうまく統合して1つのデータにしました。統合と言ってもただ画像加工ソフトで4つのデータを開き位置を合わせて一つのデータにまとめたというだけです。

 

ちなみにB3サイズ以上のA2サイズのスキャンも一度セブンイレブンで試しましたが、どうやってもうまくできませんでした。

 

従って、B3サイズ以上をデジタルデータにしたい時はキンコーズgraphicのような専門業者に頼むのが良いと思います。その場合、費用もそれなりにかかってしまいますが。

 

多少粗い画質でも良ければ絵を明るい所に平置きにしてスマホで撮影するという方法もあります。過去にスマホで撮影しましたが予想以上に綺麗に撮れました。

 

鉛筆画は「濃さ」を意識する

 

先述した通り、元々の絵がある程度の濃さでしっかり描けていればさほど手を加えなくても満足のいくデジタルデータに仕上がると思います。

 

逆にphotoshopでどうやっても原画の通りにもっていけないという場合は単純に原画の濃さが足りないということが考えられますので、その場合は色を重ねて濃い作品に仕上げてみて下さい。その後のデジタルデータは必ず良いデジタルデータになっているはずです。

 

冒頭でも述べたように、ブログや絵の作品集としてのサイトやSNSといったネットメディアに絵をアップすることが当たり前になってきていると思いますので、それならば初めからそこを意識して濃いめに描くとスムーズに良い鉛筆画をアップすることができると思います。

 

 

これから鉛筆画を始めたいという人は。以下の記事で初めに揃える道具についてまとめていますので合わせて読んでみて下さい。

 

 

鉛筆画は単純シンプルなジャンルですが、絵の迫力で言うならば他の画材にも十分負けていない画材だと思っています。

 

人によってはあえて薄く力無い感じのテイストで面白い絵を描く人もいますが・・・。

 

その辺はまあ人それぞれかなあと思います。

 

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