いつの間にか絵描き人生20年以上が経過した・・・画家のKeigoです。だいぶ歳を取ってしまいましたね・・笑
さあ気を取り直して・・、
初めまして!リアル寄りのパステル画をメインに描いているKeigoです!! 色々なモチーフでパステル画を描いています。
今回は、超簡単!パステルでリアルな月を描く方法を動画で紹介!ということで、リアル系の「月」の描き方を動画と静止画の両方を使って解説していきます。
この月ですね。
リアルな月なので当然、輪郭線がきれいな円形でないとリアルな月にはなりません。ですので特にその辺りのノウハウをパステル画初級者さんにもわかりやすくお伝えしていきます。是非最後までお付き合いください!!
月が描ければ徐々に夜空全体も描けるようになり、ひいては風景画としての幅自体もどんどん広がっていくことになります。
「実際に描いてみたい!!」という人のために一応資料もUPしておきます。印刷する時はコンビニでカラーA4で印刷すると丁度いいと思います。少しぼやけていますが充分描けるレベルかと思います。
それでは始めていきます!!
目次
超簡単!パステルでリアルな月を描く方法
1.「準備する画材、紙、道具」
まず画材ですが、
ぐらいがあれば十分ですね。
紙は「キャンソン・ミ・タント」の暗い青色の紙を使用しました。夜空に近い色を使うのがポイントです。サイズは縦15cm、横20cmぐらいにカットしました。
初級者さんは、始めはこの「キャンソン・ミ・タント」から入るのが一番スムーズかなと思いますね。世界堂やネットで購入できます。
この道具は絶対必須というわけではないのですが、「天ぷらのカスあげ」ですね。ソフトパステルを粉末状にするのに使います。
月のベースのクリーム色を塗る時に、なるべく「筋っぽい表現」にならないようにと思いカス上げを使いました。まあカス上げを使わなくても筆圧をコントロールしていけば充分きれいに塗ることは可能なので、必須というわけではないですが今回はパフォーマンス的な要素も含め使っていこうと思います。
「透明フィルム」ですね。これを円形にカットすることで、月のきれいな円形の型が出来上がります。
ちなみに、私が持っている上の透明フィルムは、粘着力が弱めに作られている「弱粘着フィルム」なので、はがす時に誤って紙を破ってしまうこともないですね。
同じ物を購入する場合は、アマゾンで「従来版-粘着力(弱) - 10枚セット」で検索すると、¥750ぐらいのが見つかるはずです。
コンパスカッターですね。透明フィルムをカットする時に使います。
上手く使いこなすには多少・・慣れが必要にはなってきますが何度か使っていればすぐに使いこなせるようになるはずです。
主に準備する画材、紙、道具は上記の通りですね。ちなみに初級者さんがパステル画を始めるに当たって、最初に用意しておいた方が良い「画材、紙、道具」については以下のページでも色々解説しておりますので、興味のある方は合わせて読んでみて下さい。
超簡単!パステルでリアルな月を描く方法
2.「実際の描写」
さあまずは冒頭でもお伝えしたように動画にてサクッと全手順を紹介していきます。この記事からしか見れない限定動画となっております。
透明フィルムを円形にカット
ここからは静止画でより詳しい順序を解説していきます。
まずは透明フィルムを円形にカットしていきますが、【注意!】このオモテ面👆をカットするのではなく・・・
方眼線が描いてあるウラ面の方を上に向けてコンパスカッターでカットして下さい。
オモテ面のフィルムの方をカットしてしまうと滑ってカットができません。私も何回か失敗しました。ですのでここは気を付けて下さい。
カットのコツですが、コンパスカッターの針は結構強めに刺しちゃって大丈夫ですね。そうしないと回す時に簡単に針がズレてしまいます。
針を強めに刺したら、紙を抑えながらコンパスカッターのつまみをぐるっと回していきます。そうするとおそらく、1回の回転だけでは完全にカットできない場合があるので、
その時はもう1周つまみを回していくときれいな円形にカットができます。このへんの感覚はもう・・・実際に何度か試してもらうしかなさそうですね笑。
さあ実際の月の大きさに合わせて透明フィルムを直径7~8cmぐらいにカットし紙に貼り付けます。貼り付ける時は空気が入らないように上手く貼り付けるようにして下さい。
フィルムがよれてしまったら少しはがして、また貼り直せば上手く貼れます。角やきわきわの部分はしっかり指で押し当てて貼り付けておきましょう。
月の描写
フィルムが貼れたら、実際の月の描写に移っていきます。まずは上の画像ぐらいの「クリーム色」を月のベースの色として塗っていきます。
先述した通り「天ぷらのカスあげ」を使ってソフトパステルを粉末状にしていきます。紙に直接かけちゃって大丈夫ですね。粉の量は紙の青色がしっかり隠れるぐらいやや多めぐらいでちょうど良いと思います。
粉をかけたら指でガシガシ刷り込んでいきましょう。
ベースの色が整ったら「やや茶色がかったグレー」ぐらいの色で内側の模様を描いていきます。
資料を見ながら細かい部分まで描けるとリアル度がさらに増していきます。
次は「抑えめな黄色」ぐらいで明るく見えるところを描いていきます。また白が強い部分にはピンポイントで「白」を入れていきましょう。ここも資料を見ながら細部をしっかり描いていきましょう。
さあ早くも完成間際となりましたね笑 明るさが乗ってきたら再び「茶色がかったグレー」で最終調整をしていきます。
このへんまできたら透明フィルムを優しくはがします。少しフィルムの外側にはみだしてしまったので、その場合は消しゴムで消したり、パステル色鉛筆の「クリーム色」で調整しながら輪郭を修正していきます。
全体的に納得がいったら完成として下さい。
超簡単!パステルでリアルな月を描く方法
まとめ
今回は「リアルな月」の描き方を紹介してきましたが、透明フィルムとコンパスカッターにさえ慣れれば、
こんな感じのグラデーションの球体やシャボン玉なんかも表現できるようになりますね。
ちなみに「リアルなシャボン玉の描き方」は以下の記事で解説していますのでぜひぜひ読んでみて下さい。
1つのモチーフを描けるようになれば、それに付随してまた似たようなものも描けるようになりますので、まずは1つのモチーフを徹底的に練習するというのもアリかなと思いますね。
ここまで読んで頂きありがとうございました!!
最後に・・・、
ちょっと前から自分の方で「リアルパステル画 5ステップ講座」というささやかなコミュニティみたいなものをスタートさせましたので、興味のある方は下のページをちょろっと覗いてみて下さい!