「仕事やバイトをしながらこれからパステル画を始めよう!」と考えているパステル画初心者さんに向けて、「上達の為の環境作り」をについて解説していこうと思います!!
絵においては描くばかりではなく「環境作り」というものがとても大切になってきます。初級者さんには特に意識してもらいたい最初のパートになりますね。
そのあたりを5、6分で完読できるようまとめてみましたので是非お付き合い頂ければと思います!!
あっ私はリアルパステル画家のKeigoという者です、一応作品を載せておきますね。
それでは開始していきます!!
目次
パステル画初級者さんへ「上達の為の環境作り」
1.「独学ではなく経験者から教わる」
「自分より経験のある人」から教わるということですね。当たり前過ぎることかもしれませんが、それだけに間違いなく絵がうまくなる為の一番の近道です。まあ要は独学で間違った方向に進まないでほしいということですね。
経験者から教わる具体的な方法としては直接指導してもらえる実店舗の絵画教室や、今の時代に合ったリモート環境で指導してもらえるオンライン絵画教室になります。
働きながら絵画教室に通うというのも中々大変かもしれませんが、例えば3か月間という期間を始めに設けておいて、その間は絶対週に一回は通うぞと決めて絵に取り組むというのもありだと思います。実際、私がそれでした。
数年前アクリルでリアルな人物画を描けるようになりたいと思い週1で地域の絵画教室に通って、アクリル画を3か月間学びました。
一応その時のアクリル画を掲載しておきます
独学は「毒学」とさえ言われているぐらいなので、技術面、メンタル面から考えてもかなり厳しい道のりになることが予想されます。
要は上手くなる前に壁にぶつかってしまい挫折してしまうということですね。そうならないために始めのうちだけでも「経験者から教わる」という思考を取り入れるのが良い方向性かなと思いますね。
ちなみに「絵の独学の危険性・・」については以下の記事で詳しく解説していますので、是非合わせて読んでみて下さい。
ただ、「まだちょっと実店舗やリモートの絵画教室は考えられない・・・」という方も大勢いると思いますので、その場合は私のようなブログ発信者の記事やyoutubeのテクニック動画やSNSなんかを参考にしてみるのも良いと思います。
ただ今の時代「発信者」も自分に都合の良い「ポジショントーク」をしている場合がほとんどなので、そういった意味で全てを鵜呑みにせず自分自身の「ブレない軸」というものをしっかり持っておくことが大切です。
パステル画初級者さんへ「上達の為の環境作り」
2.「最初に画材、紙、道具をしっかり揃える」
これも前述した「経験者から教わる」と同様に「当たり前じゃん」と怒られてしまうかもしれませんが、実は結構やりがちなミスなんです。
パステル画以外の絵でも言えることですが、まず「画材、紙、道具を揃える」ということは「しっかりスタート地点に立つ」ということであって、これから学んでいく絵のステップに対して、それらをこなす為の「最低限の装備品」ということになりますね。
例えば新たにスポーツを何か始めようとなった時、まずは道具からそろえるということになると思うのですが「道具は適当でいい、あとでいいや」なんてことをしていたらそのスポーツ自体まともにできないはずです。
ですので、パステル画においても初めの出費という意味では少々痛いですが、ある程度いくつかのモチーフを描けるぐらいの色数が揃ったソフトパステルを最初から購入してしまうのがベストです。
ちなみに私がおすすめする「パステル画」を始める際に必要なものは、
- 60色以上のソフトパステル
- 36色以上のパステル色鉛筆
- キャンソン・ミ・タント紙
- さっぴつ、綿棒
- カッター
- サンドペーパー
- 保護スプレー
ですね。
まあひとまずは、という感じですが。
ソフトパステルやパステル色鉛筆は単品購入もできますので、まずは色々買って試してみるのも良いと思います。まあとにかくケチって安いものを買うのだけはやめて下さい。画力時向上に支障が出てしまいますので。
「画材、紙、道具」は中級以上の質の物を揃えていけば間違いありませんので。
パステル画初級者さんへ「上達の為の環境作り」
3.「SNSグループ、アーティスト登録サイト」
絵を長く描き続ける為には何よりモチベーション維持が不可欠となります。モチベーション維持の為にはやはり「二次的な刺激」というものを利用するのが効果的です。
その為にSNS、アーティスト登録サイトを最大限活用します。
既にSNSやアーティスト登録サイトを利用しているという人もたくさんいると思いますが、私がお勧めする「評価をもらいやすいSNS、アーティスト登録サイト」をご紹介します。
facebookのアートグループ
facebookの左のメニューから「グループ」をクリックし、自分に合ったアートグループを探し加入する。
facebookのグループは同じ志を持った人たちが集まっているので、すぐにいいね!をもらうことができます。また比較的コメントもつきやすく色々な年代の人達と楽しくコミュニケーションをとりながら利用することができますのでモチベーション維持には最適です。
まああとはツイッターですね。拡散力がありますので絶対やることをおすすめします。面倒なフォロワーさんが出てきたら・・ブロックすれば良いだけですね。笑
Pixiv
比較的、若い人たちが利用していて活発ににぎわっているサイトです。評価の反応の速さはピカ一で、絵をアップしてすぐにいいね!やフォローがつきます。Pixivで仕事の依頼が入るケースもしばしばあるようです。
CREATORS BANK
こちらもPixiv同様、にぎわっているアーティスト登録サイトの一つです。プロのイラストレーターやデザイナーも登録していてレベルの高い作品が数多くアップされているのでプロたちの新品を見るだけでもかなりの刺激をもらえます。
こちらのサイトでも反応が顕著にもらえますので利用していて面白いと思えるサイトです。
補足
AWRD(旧loft works)というアーティスト登録サイトは一部の実力者の作品しか閲覧、評価されませんので、絵を始めて間もないという人にはあまりお勧めできるサイトではありません。
※あくまで個人の感想です。
「評価をもらえない」という時も自信をなくさないようにして下さい。あくまでSNSやアーティスト登録サイトの利用は「評価がつけばラッキー」ぐらいの気楽な気持ちで利用することを心掛けて下さい。
パステル画初級者さんへ「上達の為の環境作り」
4.「公募展に出展する」
公募展に応募することで「新作を描かなければいけない」という、ある種の強制力が生まれる為、モチベーション維持には効果的です。また出品料を払っていることもあり、より一層作品制作に気合いが入るようになりますね。
ただ公募展となると「大きいサイズの絵」でなければ入選、入賞できない風潮があります。絵を描き始めたばかりで大きい絵を描くとなると色々と難しい部分もあると思います。
そこで小さい絵でも入選が可能な公募展がありますので紹介しておきます。
詳しくはこちらの記事でお伝えしています。
ただ「公募展」について1つ注意事項ですが、公募展はあくまで「上達の為のモチベーション作り」ぐらいに考えておくようにして下さい。
世の中には「公募展で入賞して名を挙げて有名になるぞっ!」と気合いが入っている人もたくさんいますが、実のところ公募展というのは思い出つくりのようなものであって、入賞したところで一生食いっぱぐれない程の依頼がくるなんてこともまずあり得ないわけです。来たところで1つぐらいです。結局はまた振り出しに戻ってしまいます。
ということは公募展に5年も6年も時間を費やすよりも、もっと「自分のファンを獲得する」方向に舵を切って「情報発信」なり「営業」なりに力を入れていった方が絶対効率的なわけです。自分の努力で未来をコントロールするやり方です。現にそうやって絵だけで生活している人がたくさん出てきています。
まあ話がそれてしまうので今日はこんなところで・・笑
パステル画初級者さんへ「上達の為の環境作り」
5.「グループ展に出展する」
先程お伝えしたアーティスト登録サイトに登録することや個人サイトを持つことで、ギャラリーからグループ展へのお誘いの連絡がくるようになります。
自分に見合った展示があれば是非参加してみることをお勧めします。グループ展に参加すれば、他の作家とも交流を持てますし、SNSでつながることもできますので、さらなるモチベーション向上も期待できます。
以前に私もグループ展で相当仲が良くなったアーティストさんもいますので是非参加してみることをおすすめします。
パステル画初級者さんへ「上達の為の環境作り」
「まとめ」
絵においては「いかに自分自身を波に乗せるか」ということが上達のカギになります。さらに言えば「絵」とは「長く描いてさえいれば絶対上達する分野」なわけですね笑
なのでまずは辞めないという考えが必須になってきます。ただやはり描き続けていくうちにしんどくなるタイミングが必ず来てしまいます。
そういう時は一旦描くのを辞めても全く問題無いと思います。無理して描いた絵は良い絵にならないので。ただ少し間を置いたら頑張ってもう一度描いてみて下さい。
そういう時の絵はほぼ必ず良い絵になるはずです。私の経験上そう断言できます。
豆知識
「今日は丸1日絵に費やすぞ」という日があれば、そういう時は朝一で一番面倒な箇所から描くようにして下さい。そうすれば脳のリソースがフル状態なので100%の力で難解な箇所に臨むことができます。その結果、出来の良い絵に仕上がることが多いです。