最近は、数年前に比べればなるべく外出せずリモート下で何かをやろうとする人達が増えてきましたね。まあ色々と大変な時代なので仕方ないのかもしれません・・。

 

そんな背景もあってか「家で独学で絵でも描いてみよう!!」と絵を始める人がかなり増えてきているようですね。

 

 

そのこと自体は本当に素晴らしいことなのですが・・・パステル画を含め「絵の独学」というのは実は結構、危険な行為だったりするんですよね・・。

 

さらに最近は「100均」などで購入した安い画材を使って「安い画材でもこれだけ描けますよ!!」みたいな動画を投稿している画家さんも多数いらっしゃるようで・・それをマネしてしまい「あっ安い画材でも良いのかなあ」と悪い習慣が身に付いてしまうことも非常に危険なことだと考えます。

 

やはり絵は地道で堅実なスタートがあってこそ、その後の応用が活きてくるのだと思うのです。

 

 

あっ自己紹介遅れましたが、自分はリアルパステル画家のKeigoと言います。一応パステル画や過去作品をいくつか掲載しておきますね。

 

さあそれでは「パステル画の独学や安いパステルの良くない点」ついてわかりやすく解説していこうと思います!!

 

 

 

5、6分ぐらいで読めるようまとめてみましたので、これからパステル画を始めようかなと考えている人は是非参考にしてみて下さい!!

 

パステル画の独学や安いパステルは超危険・・
1.「独学の良くない点」

 

独学が100%ダメとは言いませんが、独学で進んでしまう人の大半は、

 

「その努力が物事にしっかり作用していないのに、それに気付かず自己満足のまま進んでしまっている」という状態の人が多い気がします。要は大して上達していないということですね。悲しいかな時間を浪費してしまっているわけです。

 

例えばピッチャーが成績を上げたいからといって、バッティングの練習をしてもほぼ無意味なわけで、そういう意味で自分がしっかり伸ばしたい分野にリーチできているのか?その確証を持てることが何より大切になってくるわけです。

 

 

もっと噛み砕いて実際のパステル画で言うならば、

 

上の猫のパステル画の「白い長いひげ」ですが、これはとあるスイスメーカーのパステルペンシルで描いており、そのパステルペンシルで描くと顔料の濃度が高い分、がっつり濃い目に描いた影の上からでも問題なくスーッと鮮やかな白線が引けるわけなんですね。非常に重宝しています。これが他のメーカーのものだと鮮やかな白線にならずに、少し濁った白線になってしまうこともしばしばあります。

 

こういった画材1つの情報を知っておくだけでも作品の質に大きな差が出てくるわけですね。しかもこういう情報は私の無料講座「リアルパステル画 5ステップ」でサクッとお伝えしていますので、独学で色々と試した上に微妙な着地に収まってしまった・・なんてことになる前に、サクッと先人から学んでしまう方が絶対効率的なわけです。

 

 

 

なので逆を言うならば「その物事にしっかり作用できている独学」であるなら、それはそれで全然アリだと思います。

 

ただ・・初級者さんとなると中々そのへんの判断も難しいですし、これが成長度合いを測りにくい「絵」という分野になるともう・・なおさらです。笑

 

 

 

例えば私もかつてはほぼ独学でアクリル画に注力していた時期がありましたが、

 

その時も、

 

「筆につける水の量はこれぐらいでいいのかなあ・・」とか

 

「筆の動かし方はこんな感じで大丈夫なのかな・・ダメなやり方をしてしまっているんじゃないか・・」とか

 

「ここでこの色を重ね塗りしていいものか・・もっと他の色があるんじゃないか・・」とか

 

 

ノイローゼになるぐらい色々と悩みましたね。笑 成長できているのか不安で仕方なかったわけです。

 

 

結局、限界を感じて数か月間だけ地域の絵画教室に通いしっかりとした指導を受け、

これぐらいのアクリル画なら描けるようになりました。

 

 

人間というものは「成果」を感じられないと絶対に物事を続けられません。ですのでその成果を感じることを最優先に考えた場合でも、独学ではなく「何らかの指導を受ける」方が「迷い」という意味で負担も少ないですし、モチベーションも保てて楽しい絵描きライフを送れるようになるはずです。

 

まあ中には独学でも爆速で成長できる宇宙人みたいな人もいるとは思いますが・・笑 まあそこはもう基準にしなくて良いと思いますね。

 

 

ということで「独学は間違った方向の努力に時間を浪費してしまう危険性をはらんでいる」ので、私個人としては決しておすすめできる勉強法ではないということになりますね。

 

 

パステル画の独学や安いパステルは超危険・・
2.「安い画材の良くない点」

いきなりですが・・笑 上の画像の「ファーバーカステル クリエイティブスタジオ」というソフトパステルを使っている方はいらっしゃいますか? 24色で1200円なのでソフトパステルとしては信じられないぐらいの安い価格になります。

 

もしいらっしゃったら・・すいません、このパステルはおすすめできないソフトパステルの1つなんですよね・・。

 

 

「このパステル安いのに超使いやすいです!!」

 

最近では色々と画材を紹介してくれるYoutuberさんもいらっしゃいますが・・全てを鵜呑みにして安すぎる画材を購入してしまうのは・・ちょっと待って下さい。

 

 

なぜなら「画材の質のせいで上達が妨げられてしまうから」なんですね。

 

 

例えばパステル画を描いていて、

 

「あれっ発色が良くないなあ・・もっと筆圧強めが良いのかな・・」とか、

 

「色があんまり伸びてくれないなあ・・ここできれいなグラデーションを作りたかったのに・・まあパステルってこんなもんかな・・」とか、

 

パステル画を描くことにおいて”間違った癖や習慣”が身に付いていしまうと、その悪癖のせいで絵が上達せずにモチベーションが下がり、最終的には絵をやめてしまった・・なんてことにもなりかねません。実際にこのケースの話を嫌というほど耳にします・・。これでは悲しすぎます。

 

現に今回紹介した「ファーバーカステル クリエイティブスタジオ」も少し色味が薄い?ような気がしますし、リアル系みたいな複雑な絵ならなおさら「質の悪さ」みたいなもの感じてしまいやすいです。

 

それならば最初から中級以上のものを買ってしまって、存分に絵の上達に意識を注いだ方が絶対に楽しく絵を上達していけるはずです。なので安すぎる画材というのは絶対禁物です。

 

 

パステル画の独学や安いパステルは超危険・・
3.「オンライン絵画教室という選択」

 

 

これから「絵を学んでいきたい」と考えている人へ、やはり独学」はおすすめできません。今までお伝えしてきたように技術、モチベーションの面から考えてもかなり険しい道のりになることが予想されます。独学が「毒学」と言われる所以はそのあたりにあるわけですね。笑

 

そこで独学にプラスで、オンライン絵画教室に入会する」という選択肢を考えてみるのも良いかもしれません。今の時代に打ってつけの学習スタイルになりますね。私も以前に尊敬する画家さんの「アクリル画のオンライン絵画教室」を受講していたことがありました。

 

 

ザックリですが、オンラインの絵画教室がどのような形態かと言うと、

 

まず数日おきにメールにて授業の課題内容が送信されてきます。そしてそのメールに記載されたURLをクリックすることで動画が再生され、講師が口頭で授業の説明、テクニック、道具の使い方等を細かく解説してくれるといった流れになります。

 

もちろん動画はリアル配信ではなく録画されたものになりますね。ちなみに私が受講していたアクリル画教室では、授業に必要なアクリル絵の具、筆、木枠、紙等の道具類全般を最安値で購入できるお店まで紹介してくれました。

 

 

他のオンラインスクールでもだいたい動画による授業の配信がメインとなっているところが多いようです。

 

そして、動画配信の良い所は何と言っても繰り返し見ることができるという点です。

 

直接指導の場合だと何度も同じ質問をするというのが状況的に困難になる場面もあると思いますので、そう考えると動画で配信してくれることは「受講生の自由度に重きを置いた画期的なシステム」ということが言えると思います。

 

 

パステル画の独学や安いパステルは超危険・・
「まとめ」

 

冒頭でも述べたように、「独学で絵を学ぶ」というのはあまりおすすめできません。

 

最初の学び方や学ぶ順序を間違ってしまうと、上達の進歩に多大な悪影響を及ぼしてしまう可能性があるからです。まあ絵以外のことでも共通することですよね。

 

 

某有名スポーツ選手も「間違った努力は報われない」というようなメッセージをSNSで発信しているのを目にしたことがあります。まさにその通りだと感じます。

 

正しい順序で正しく学べば確実に絵の技術は向上しますし、より一層絵が楽しくなるはずです。

 

最後に、ちょっと説教くさくなってしまいますが・・絵において「楽そうだったからやってみた・・」「安かったから買ってみた・・」、この二つの考えで行動してもあんまり良い結果にはなりませんね。笑 私の経験からも明らかです。まあご参考までに。

 

ここまで読んで頂きありがとございました!!