今回の記事では「テクスチャーを活かしてパステルアートをレベルUPさせよう!!」ということで、面白いテクスチャーの作り方をいくつかお伝えしていきます。

 

テクスチャーというのは模様のことですね。テクスチャーがあるのとないのとでは作品の雰囲気が全く違ってきます。

 

やはりテクスチャーがあった方が作品の深みもでますし、何となく「おっプロっぽい!」という印象を与えます。

 

テクスチャーと言っても全く難しくはないので是非この機会に色々覚えていって頂ければなあと思います!!

 

今回は上の画像のテクスチャーを作っていこうと思います。

 

そして、このテクスチャーを作る工程をブロック毎に分けて、それぞれ説明していきます。

 

基本的には固いルールなどはありませんが、なんとなく色合いの系統だけは合わせていくとキレイな仕上がりになると思いますね。

 

 

追々この作業に慣れてきたら、あえてミスマッチな色を使って奇抜さを狙うのも面白いと思いますね。

 

 

とりあえず今回は色の系統を暖色系で統一してみましたので、コツやポイントを含め手順を解説して言おうと思います!!

 

それでは始めていきます!!

 

 

パステルアート_テクスチャー(模様)
1,画材、紙、簡単な下準備

 

 

紙は「キャンソン・ミ・タント」のA4で、画材はレンブラントのソフトパステルを使いました。

 

そして今回は少量ですが水を使うので、紙を水張りにて木製パネル(A5サイズ)に貼り付けました。そうしないと紙がヨレヨレになってしまいますので。

 

水張りのやり方は下の記事で細かく解説しておりますので、そちらを参考にして下さい。慣れれば簡単です。

 

 

下準備はそれだけです。

 

 

パステルアート_テクスチャー(模様)
2,ランダムな刷り込み

まず1つ目のテクスチャーですが、超簡単なところで普通にソフトパステルで色を乗せて、それを指でランダムに刷り込んでいくやり方です。ソフトパステルは筆圧を強め過ぎずフラットに塗っていく感じが良いと思います。

 

 

上の画像で言うと、私の例ですがまず始めに黄土色を縦方向に塗っていきました。

 

 

 

そして右側に茶色を乱雑に乗せていきます。

 

 

 

さらにオレンジ、緑と色を重ねていきます。

 

 

側面もどんどん塗っていって下さい。カッコいいキャンバスが出来上がります。

 

 

 

赤もところどころ入れてみました。こんな感じでどんどん色を重ねていって、あなただけの色合いを作っていって下さい。

 

 

かなり楽しい制作になります。

 

ランダムな刷り込みに関してはひとまずこんなところです。

 

 

パステルアート_テクスチャー(模様)
3,ペン型消しゴムで「直線」を表現

次は定規をあてて、ペン型消しゴムで直線を描いていきます。消すことで線を表現していくということですね。

 

これは一切規則もないので自由に何本でも線を描いていって下さい。

 

消し過ぎたらまたパステルを被せれば良いだけです。

 

ひとまず直線はこんな感じでOKとします。

 

パステルアート_テクスチャー(模様)
4,練りゴムでランダムに消す

 

次も単純で、練りゴムでランダムに消していって面白いテクスチャーを表現していきます。

 

消したところにあえて上からパステルで少し加筆するのもまた面白いです。ルールは全くないので自由にテクスチャーを作っていきましょう。

 

パステルアート_テクスチャー(模様)
5,水彩の表現

 

次は、冒頭でもお伝えしたように水を使って水彩の表現をしていきます。

 

霧吹きがあるとピンポイントで理想の箇所を水彩風にできるので、非常に便利です。なければ筆でも全然良いと思います。

 

あとは汚れても良いタオルや布切れがあるとベストですね。

 

 

 

あなたの好きなところに水を吹きかけて、少し染み込ませたらタオルで抑えてふき取ります。

 

 

やっぱり水を加えると1つ上のテクスチャーが出来上がりますね。この為に水張りが必要だったわけです。

 

パステルアート_テクスチャー(模様)
6,ジェッソでスパッタリング

「ジェッソ」というのは下地剤のことですね。例えばジェッソを塗ることで紙の表面に元々あるデコボコを平らにしたり、絵の具の発色を良くするために使われたりします。

 

このジェッソに適量の水を加えます。

 

そして筆につけ、鉛筆か何かでカンカンカンと弾きます。これだけで相当インパクトのあるテクスチャーが出来上がります。

 

一気にやらずに少しづつ水滴を飛ばしていきましょう。

 

ちなみにこの水滴やしぶきをを飛ばす技法のことを「スパッタリング」と言います。歯ブラシを使ってもっと細かいしぶきを飛ばすやり方もありますね。そっちの方が一般的です。

 

ぶっちゃけジェッソじゃなくてもアクリルガッシュの白でも大丈夫ですね。以前に実験もしました。

 

 

パステルアート_テクスチャー(模様)
まとめ

さあ今回お伝えしきれなかったテクスチャーもいくつかありますが、考えれば無数に見つかると思います。

 

 

そして、その新たな方法を考える工程が物凄く楽しい時間になりますので、是非色々なアイテムを使ってあなただけのテクスチャーを考えていって下さい。

 

 

ダイソーに行ってテクスチャーに使えそうなものを物色してみるのも良いと思います。多分1つ何かが見つかるとダダだーと連鎖でいくつか見つかると思いますので、まずは1つ目のテクスチャーから探していって下さい。

 

 

最後までありがとうございました!!