こんにちは!!最近ではほのぼのパステルアートを中心に描いているKeigoです!
今回は「初心者必見_パステルアートで海、波を描く方法!」ということで、パステルアートで圧倒的に人気のあるモチーフ「海、波」の描き方について、初心者さんでもわかりやすく解説していこうと思います!!
今回の記事では画像を使っての解説となりますが、できるだけ詳しく解説していきますので是非最後までお付き合い頂ければと思います!!
「最初に動画でサクッと描き方を見てみたい!!」という方は以下の動画をご視聴下さい!!
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それではスタートしていきます!!
目次
「パステルアート」海、波を描く方法
2,「準備する画材、紙、道具」
今回はこの海、波を描いていきます。
まず画材ですが、
ぐらいがあれば良い感じで進められると思います。
紙はドラパス画用紙を使います。大きさはA5サイズにカットしていきます。
今回コットンを多用していきますので、コットンの滑りなどを考えると紙はドラパスが望しいです。
他の道具はコットン、茶こしは必須アイテムとなります。
あとは練ゴム、固形のプラスチック消しゴム、ペン型消しゴムの3つがあれば尚OKですね。
資料も載せておきますので、必要に応じてプリントアウトして下さい。
「パステルアート」海、波を描く方法
2,「簡単な下準備」
ここからは簡単な下準備です。
まずは、粉を刷り込んだり、消しゴムで消したりするパステルアートに関しては紙を何かしら台座に貼り付けるのがベストです。私のおススメはダイソーのクリップボードです。
安くて超~使いやすいです。
次にソフトパステルの白を粉末状にして全面にまんべんなく塗りこんでいきます。これをやると後々消しゴムで消しやすくなりますし、白の発色が格段に良くなります。
最後に、だいたい紙の半分ぐらいのところにコピー用紙を水平に貼り付けます。パタンパタンと上下にめくれるような感じになればOKです。
これで空と海の境界線を表現していきます。
「パステルアート」海、波を描く方法
3,「実際の描写」
ここからは実際の描写に移っていきます。手順通りに進めていってもらえればそんなには難しくないですね。できればプリントアウトして手元に置いておくと作業がスムーズに進むと思います。
空のベースの色分け
最初はベースの色分けからやっていきます。
「普通ぐらいの青」を粉末にして紙の上半分をコットンで刷り込んでいきます。やはり序盤は均等に色を乗せていった方がきれいに仕上がるので、コットンがおすすめです。
左右の横方向の動きで塗っていきましょう。
これぐらいの濃さが乗ればOKですね。
次に「暗めの青」で濃さを表現していきます。
先程と全く同じ要領で塗っていきます。
こんな感じになればひとまずOKですね。下数センチだけ残しておきましょう。後々グラデーションぽい雰囲気が効いてきますので。
次ですが、ここからは「指」を使って濃さを出していきます。
指を使うとムラっぽくはなりますが、その反面しっかりとした濃さが乗ります。現状ぐらいの下地がすでにできていればムラっぽくは見えずに濃さがだけが乗っていきますので大丈夫です。
ただ様子を見ながら徐々に色を乗せていきましょう。
さあこれぐらい濃さが乗ればOKです。下数センチは残しておきましょう。
これで空のベースの色分けは完了ですね。
海のベースの色分け
さあここからは海のベースの色分けをしていきます。
まずはコピー用紙を上にパタンとめくったら、空の色分けの時にはみ出してきた粉を練ゴムで吸い取っておきましょう。上からトントン抑える感じで吸い取りましょう。
海はエメラルドがかっているので「エメラルドに近い水色」でベースを作っていきます。
今までと全く同じ要領で塗っていきます。
塗る面積は上から3分の1~半分ぐらいのところで良いと思います。
こんな感じでOKですね。
次に2番目に塗った「暗めの青」を指につけて、上部の方だけを塗っていきます。そうすると遠くの方の海の雰囲気を表現できます。
こんな感じになれば大丈夫です。
砂浜のベースの色分け
次は砂浜です。残った部分を「普通ぐらいの黄土色」で塗っていきます。要領は今までと同じです。
1つポイントですが、砂浜の上部が少し海と被る感じにするとグラデーションの雰囲気が出せてリアル感がUPします。
次は「普通ぐらいの茶色」で砂浜の濃い部分を表現していきます。やはり今のままだとさすがにのっぺりとした砂浜になってしまいますので強弱を付けていきます。
このパートはもういきなり指で塗っていって良いと思います。
ただ私はちょっとやらかしてしまいました・・。
今この画像を見返してみても、ちょっと茶色を濃く乗せ過ぎましたね・・。笑 もっと薄くて良かったと後悔しています。少しの量を徐々に薄く広く伸ばしていく方が良かったです。
今この記事を読んで頂いている方は気を付けて下さい。笑
空の描き込み
全体のベースの色分けが整ったので、コピー用紙をはがして練ゴムで空と海の境界線上の余分な粉を吸い取ります。
それでは空の描き込みを進めていきます。描き込みと言っても空は消しゴムで消すことで雲を表現していくのがメインとなりますので、簡単で楽しい工程になります。
ある程度は資料を見ながら進めるのが無難ですが、ガチガチ資料通りにしなくて全然良いと思います。
やはり最初にソフトパステルの白で下地を作った分、青が消えやすく白の発色が非常に良いですね。
しっかり消したいところは固形のプラスチック消しゴムで、細かく消したいところはペン型消しゴムで消していきます。「自然な雲」を心がけて下さい。
こんな感じにしてみました。なんだかんだ私は資料通りの雲にしちゃいましたが・・笑
海、波の描き込み
ここからは海、波の描き込みに入っていきます。
まずは簡単な下準備ですが、いらないコピー用紙を手でちぎります。あまりなるべく真っすぐのラインを心がけてちぎって下さい。
これを波の「型」に使用します。
さあここでちょっとした豆知識ですが、
今までコットンと指中心で粉を刷り込みながら描いてきました。
こういった粉を刷り込む流れで描いてきた作品の場合、いきなりここでソフトパステルやパステル色鉛筆を手で持ってガチガチリアルな描写をしようとすると、
一気にバランスが崩れて、作品としての違和感が出てしまいます。私もこれで何度も失敗しました笑 (※もちろんケースバイケースで上手くいくこともありますが。)
「いや当たり前でしょ」と怒られてしまうかもしれませんが、長くパステル画を描いていると結構やっちゃうミスなんですよね。笑
さあ話を戻しますが、ちぎったコピー用紙をだいたいのところにあてて、ペン型消しゴムで消していきます。そうすると良い感じの白波が出来上がります。
波の角度に関しては、資料に反して真っすぐな感じにしてみました。まだまだ白波の幅が細いですが、あとあと太くしていきます。
ここで、白波からすぐ上ぐらいの砂浜と海の色合いが汚かったので、海のベースで使用したエメラルドに近い水色で整えました。グラデーションの雰囲気が出せたと思います。
もう一度コピー用紙をあてて白波の幅をどんどん太くしていきます。
白波を太くしたら、さざ波の感じもどんどん足していきましょう。かなり楽しい工程になってきます。
このあたりは、なるべく資料を見ながらやっていくのが無難ですね。
さあここからは駆け足ぎみに進めていきます。
海の右の方はコピー用紙の水平の部分を利用してペン型消しゴムで真っすぐのさざ波を引いていきました。
ある程度、波と海の雰囲気が整ってきましたので、ここで初めてパステル色鉛筆を使っていきます。普通ぐらいの茶色で白波の影を表現していきます。このひと手間
でグッと波の雰囲気が引き締まります。
こんな感じで白波が高く上がっているところに影を描き込むと自然な波に見えます。絶対に描きすぎないように注意して下さい。
強い光と全体的な描き込み
完成が近づいてきました。最後の締めの工程ですね。各所の強い光を「ユニボール シグノ 太字1.0mm」という白インクのボールペンで表現していきます。
波の光はしっかり表現していきましょう。この光で作品の質がグンとUPしますので。
さあここからは全体を見て、足りないところを補足的な感じで描き込んでいきましょう。
資料を見ながら描いていくのが無難ですね。適当なところで完成として下さい。
「パステルアート」海、波を描く方法
まとめ
制作時間は2時間ぐらいだったかなと思います。
初級さんでも1度、最初から最後までの工程を踏んでしまえば相当色々なことに慣れると思います。もし今回が上手くいかなかったとしても、次回の制作には必ず活きてきますので安心して下さい。
パステルアートにおいて海や波はいつの時代でも人気のモチーフなので、夜の海や夕景の海なんかも描いてみると面白いと思います。
ちなみにこの夕景は私がコットンを多用して描いた作品ですね。
パアステルアートにおいてはコットンと指の扱いに慣れるのが1番大切かもしれませんね。
ここまで読んで頂き感謝です!!