初めまして!! パステル画家のKeigoです。

 

パステルの作品をいくつか載せておきます。

 

 

この記事では【パステルアート】リアルな球体の描き方を全公開!ということで、球体の描き方を解説していこうと思います。

 

まあ球体を単体で描くことは中々ないと思いますが、例えばトマトみたいな球体に近いつるっとしたものを描く時には、

 

球体を描く技術が必ず活きてきます。ちなみに下のトマトの絵は【パステルの無料講座】にて配信しております!!

 

 

他には風船なんかも描けるようになると思いますね。

 

さあそんなわけで、つるっとしたリアルな球体の描き方を配信していこうと思います!!

 

始めに完成したものをお見せしておきます。▼▼

 

 

今回は輪郭もきれいな球体を描いていきますので粘着フィルムを使っていきます。是非最後まで完読して頂けると嬉しいです。

 

それではスタートしていきます!!

 

【パステルアート】リアルな球体の描き方
1,画材、紙、道具、資料について

 

まず必要な画材と紙ですが、

 

画材と紙
【ソフトパステル】※ハードパステルでも可
茶色のソフトパステル
オレンジ色のソフトパステル
クリーム色のソフトパステル
【紙】
パステル用紙

 

だけですね。多くはありません。今回紙は何でも良いと思います。

 

その他の道具は、

 

道具
弱粘着のフィルム
コンパスカッター

 

ですね。

 

今回はきれいな輪郭線を表現したかったので、弱粘着フィルムコンパスカッターが必須アイテムとなります。後程詳しく解説していきます。

 

 

資料も乗せておきます。

 

 

【パステルアート】リアルな球体の描き方
2,弱粘着フィルムのカット

 

実際の描写に入る前に、まずは弱粘着シートを円形にカットしていきます。弱粘着フィルムとコンパスカッターの説明から始めます。

 

 

 

 

私は上の画像の「弱粘着透明フィルム」を購入しました。同じ物を購入する場合は、アマゾンで「従来版-粘着力(弱) - 10枚セット」で検索すると、¥750ぐらいのがヒットするはずです。

 

このフィルムをコンパスカッターで円形に切ることで、きれいな球体の型が出来上がります。

 

 

 

こちらがコンパスカッターですね。

 

ちょっと癖のあるアイテムですが慣れれば難しくはないですね。

 

ちなみに初級者さんがパステル画を始めるに当たって、最初に用意しておいた方が良い「画材、紙、道具」については以下のページでも色々解説しておりますので、興味のある方は合わせて読んでみて下さい。

 

 

 

 

あと弱粘着フィルムをカットする時の重要ポイントですが、つるっとしたオモテ面👆をカットするのではなく・・・

 

方眼マスが引いてある「ウラ面」の方をコンパスカッターで切るようにして下さい。オモテ面はつるつるしてコンパスカッターの針がずれてしまいますね。

 

 

 

 

 

切る時のポイントですが、コンパスカッターの針を強めに刺すということですね。でないと回す時に針がズレてしまいますので。

 

針を強めに突き刺したら、コンパスカッターをぐるっと回してカットしていきます。

 

そうするとだいたい、1周目だけで完全にカットできない時があるので、その時はもう1周回していくと、しっかりカットができます。ただ理想は1周目で完全に切ることですね。

 

 

カットできたら空気が入らないようにフィルムを貼り付けましょう。

 

【パステルアート】リアルな球体の描き方
3,実際の描写

 

ここから実際の描写に入っていきます。

 

まずは茶色のソフトパステルで球体の外側から描いていきます。資料をよく見て右上だけ少し空白にしておきましょう。

 

 

そして指でなじませます。小指を使って茶色が広がり過ぎないように慎重に粉を伸ばしていきましょう。

 

 

次がオレンジを乗せていきます。右上の光の部分はくっきり丸い形を描いちゃって大丈夫ですね。

 

そして小指でなじませていきます。

 

 

 

次にオレンジと茶色の境目に茶色を薄~く乗せていきます。

 

次に指でなじませていきますが、

 

なじませる時のポイントで光に向かって巻いていくように指を動かしていって下さい。矢印の感じですね。そうすると自然なグラデーションの土台が出来上がります。

 

こんな感じになると非常に良いですね。茶色が足りなければ柔軟に足しながらやっていきましょう。

 

次に空白部分にそのままクリーム色を乗せます。

ポイント!! 中心から外に向かって円を描くようにクリーム色を広げていって下さい。自然なボケが出来上がります。

 

 

最後の工程です。光った部分の中心に白を乗せて先程のクリーム色と同様に中心から外に向かって粉を広げていき、明るい部分を強調していきます。

 

そしてこのタイミングで他の部分も微調整をしていきましょう。納得いくところまできたら、最後に白で一番強い光を描いて完成となります。

 

【パステルアート】リアルな球体の描き方
まとめ

今回はフィルムを使ったやや特殊な制作をお伝えしてきました。ただ一度小難しい作業を経験しておけば今後色々な場面で応用が利くようになります。

 

描写自体でも、ふわっとしたグラデーションの表現に慣れれば描けるものも増えるので、確実に作品の質が上がります。

 

実際私はそうやって画力を伸ばしてきましたので、あなたも是非色々な道具を積極的に使ってあなただけのパステル画を描いてみて下さい!!確実に楽しいはずです!!

 

ここまで完読頂きありがとうございました。