初めまして!!リアルパステル画家のKeigoと言います!!
今回は、「パステル画家必読_動画の情報に影響され過ぎると危険!!」について解説していきます。
最近はパステル画を含め、絵のメイキング動画や画材の紹介動画を簡単に見れる時代になりましたね。パステル画初心者さん、中級者さんあたりは参考の為に動画を見ている人も多いと思います。
確かに有益な動画はどんどん見てもいいと思いますし、そういった意味では本当に良い時代になったとは思います。しかし、裏を返せば、どんな情報でも目に飛び込んくる「情報過多の時代」とも言えるわけです。
そこで「パステル画家必読_動画の情報に影響され過ぎると危険」について、実際の私の経験に基づいて深堀りしていきたいと思います。
特にパステル画の初級者さんには読んで頂きたい内容となっています。それではよろしくお願いします!
目次
動画の情報に影響され過ぎると危険!!
1.「安いパステルを紹介する動画」
最近は、パステルに限らず「100均で買った画材も捨てたもんじゃないです!!結構描けますよ!!」みたいな動画が本当に増えた気がします。
もちろん発信者側はただのパフォーマンスとしてやっているだけなのかもしれませんが、こういう動画を真に受けて「100均の画材でもこれだけ描けるなら、もう少しお金を出して安めの画材を買えば十分イケるだろう」みたいな、間違った解釈をしてしまう危険性があるわけです。
そのあたり、実際に某Youtuberさんが紹介していた「激安パステル」で考えてみると・・・、
このソフトパステルですが、ご存じの方も大勢いると思います、ファーバーカステルから出ている「クリエイティブスタジオ」という種類のソフトパステルですね。このソフトパステルなんですがなんと24色入りで1200円という破格の安さなんです。笑
確かに安いのは嬉しいのですが、この安さは逆に怖いなと感じました。やはり世の中の物すべては「安かろう悪かろう」が当てはまりますので。
私も実際購入して1通り使ってみることにしました。静止画ですが上の画像がその時の様子ですね。
使った感想としては、少し色が薄い・・・感じがしましたね。あと色味が何となく安っぽい感じもしました・・笑 鮮やかさに欠けると言いますか。なのでまあ簡単なパステル画なら良いかもしれませんが、重厚で複雑なリアルパステル画となると・・絶対不向きだろうなあと感じます。
もしこのパステルで長年リアルパステル画を描き続けたとしたら・・・おそらく「画材の質のせいで上達が妨げられてしまう」可能性が十分にあると思いますね。
「正しく描写しているのに思い通りにいかない・・・何が悪いんだろう・・・」と、まさか画材の質のせいだと思わずそのまま迷宮入りしてしまい、その結果モチベーションが下がり、結局は絵を辞めてしまった・・・なんてことにもなりかねないわけです。
やはり画材や道具は「常に中級以上の物を購入する」習慣を身に付けておくことが非常に大切ですね。
動画の情報に影響され過ぎると危険!!
2.「メイキング動画で自分の非力さを味わう」
昔、デジタル画を描いていた頃は、このメイキング動画をよく見ていました。本当にこのメイキング動画が大好きだったんですよね笑
このアーティストの他にも、デジタル、アナログ問わず色々なアーティストのメイキング動画を毎日20~30本ペースで見ていました。
その結果、生じた心の変化は、「見る度に自分の非力さ痛感させられる」というものでした。
メイキング動画を見る度に「凄いなあ」という気持ちと1セットで、
「自分には何が足りないのだろう、自分がこのレベルに到達するのにあと何年かかるのだろう、どれだけの労力が必要なのだろう」という無駄に「マイナス思考」を抱くことが習慣化させられてしまったのです。
かなりのモチベーション低下につながったことは事実です。おそらく本気で絵描きを目指している人こそ、このような負の感情に移行する傾向が強いのではないかと思います。
絵に真剣なだけに他者と自分をすぐ比較してしまうのです。
逆に「この人みたいに上手くなってやる!」と毎回「正の感情」に持っていける人なら、それはそれでいいのかもしれません。ただどちらにせよ「見過ぎる」というのは、長い目で見て非常に危険をはらんでいると思います。ほどほどが一番です。
動画の情報に影響され過ぎると危険!!
3.「メイキング動画は早回しなので理解不能」
当時の私はメイキング動画を見て必死に勉強しようとしていましたが・・・本当に意味のないことをしていましたね笑
先程紹介したデジタル画の動画もそうですが、絵のスタートからゴールまでの一連の流れを見せる「メイキング動画」というものは基本、早回しです。当然と言えば当然ですね。
あくまで「メイキング動画」なので、宣伝目的の為のコンテンツの一つなわけです。アーティスト側からすれば、早回しでも何でもスタートからゴールまでの工程をとりあえず見せれば良いわけなので。
となると当然、描き方の解説も無ければ、細かい道具の説明などもないわけです。まあ最近はそれなりに説明してくれているアーティストも増えたことは増えましたが、それでも、本質的にアーティストというものは「肝心なところ」まではオープンにはしないものです。
当然、まねされたくないからです。
従って、早回しの動画を何度見たところで、大幅な技術の向上や何かの成果につながるということはほぼ考えられないでしょう。
それどころか「疑問」だけがただひたすらに積み重なってしまい、モチベーション低下や最悪、「挫折」という事態にまで発展してしまう可能性があるわけです。
実際私がそうでしたね。笑 やはりメイキング動画はほどほどが一番です。
動画の情報に影響され過ぎると危険!!
「まとめ」
冒頭でもお話したように現代は「情報過多」の時代です。フェイクニュースも真実かのように平然と報じられている日常があります。そんな時代の中で当然、動画発信者も自分の都合の良いような「ポジショントーク」であなたを引き付けようとしてきます。
なのであなたにとって本当に意味のある動画もあれば、たてまえだけで、あなたから金を引き出させようとする悪い動画も存在するわけです。なので一番大事なことはあなた自身が「動画の情報の”取捨選択”ができるようになること」になりますね。つまり自分自身の中でブレない「軸」を持つことです。これに尽きると思います。
どんなに信用できる動画発信者でも「1歩下がって動画を視聴する」ぐらいのスタンスが一番良いような気がします。まあこれはあくまで私個人の意見ですが。
ここまで完読頂きありがとうございました!!