こんにちは!パステル画家のKeigoと言います!かる~く私のパステル作品を掲載しておきます。

 

 

 

今日はソフトパステルの「レンブラント」、「ゴンドラ」、「シュミンケ」3メーカーを比較していこうと思います!

 

 

私ももちろん全てのメーカーを知っているわけではないですが、今までソフトパステル、パステル色鉛筆の2種類のみでパステル画を描いてきたので、ある程度のソフトパステルのメーカー数は経験してきたかなと思います。

 

その中でも特に安定的な質と価格で人気のある「レンブラント」「ゴンドラ」の2メーカーと高級メーカーである「シュミンケ」を実際に使ってみて比較検証していきたいと思います! 「高級メーカーってどんな感じなの?」というところも是非ぜひ確認してもらえればなと思います。

 

また、これからソフトパステルの購入を考えている初級者さんにもお役立ちの情報が満載となっておりますので是非最後までお付き合い頂ければなと思います。

 

 

あっ一応、初級者さんにお伝えしておきますが、これからパステル画を始めたい!ということであれば、とりあえずは「ソフトパステル」「パステル色鉛筆」から購入するのが望ましいと思いますね。ハードパステルのことは一旦・・忘れていいかなあと思います。

 

その辺りを以下の記事で詳しく解説しておりますので、良かったら合わせて読んでみて下さい!

 

 

それでは開始していきます!

 

ソフトパステル_レンブラント、ゴンドラ、シュミンケを比較
1.「レンブラント」

 

まず始めは私も長年愛用している「レンブラント 60色入り 8000円前後」です。このソフトパステルはやや堅めのセミハード気味に作られたパステルですね。

 

やや堅めなので紙への定着が良いので、線をはっきりくっきり描きたい「リアル系」には特に重宝するパステルです。というかどんなジャンルの作風にも適していますね。

 

 

 

ちょっと静止画で申し訳ないですが描き味はこんな感じです▲▲

 

 

 

あとこれはレンブラントでのリンゴの制作過程ですね。指での触り心地も良く非常に描きやすいです。色の伸びも良く、発色も良いのでパステル画の初級者さんにも必ずマッチするメーカーだと思います。

 

中級者さんぐらいで「違うメーカーに買い替えたい」とお考えの方にも間違いなくおすすめできるメーカーですね。

 

ここまでやたらベタ褒めになってしまいましたが笑、それだけおすすめできる一番の理由としては「今まで私自身がレンブラントを使って良い絵がたくさん描けているから」というところですね。これに尽きると思います。家族にも友人にもおすすめできるメーカーです。

 

本当に素晴らしいソフトパステルということですね。

 

ソフトパステル_レンブラント、ゴンドラ、シュミンケを比較
2.「ゴンドラ」

もはや有名なソフトパステルですよね。日本で唯一のソフトパステル製造メーカーである「王冠化学工業所」さんから出ているパステルです。上の画像のものは66色入り(6000円前後)のセット販売のものですね。

 

国産なのでパステルの成分的にも安心感がありますよね。ただなるべく粉は吸い込まないに越したことはありませんが。

 

 

 

堅さで言えば「普通ぐらいのソフトパステル」っといった感じですね。使い心地ですが、こんな感じで粉の伸びも良く、紙の目にしっかり粉が入り込んでいってくれる感覚を覚えました。あとこのオレンジの発色が非常に良いですね。全体的に色合い自体が「優しくてふんわりしている」印象を受けました。

 

 

 

またこういった重ね塗りも簡単にできるので、リアル系にも向いているパステルと言えますね。先程のレンブラントよりもやや「初級者向け」のパステルになりますが、長く使える非常に良い品物ですね。

 

 

1点だけ、長さが一般的なハーフサイズのさらに半分のサイズになりますので、もしかしたら手の大きい大人は少し使いづらさを覚えるかもしれません。まずはバラ購入してみることをおすすめします。

 

 

ソフトパステル_レンブラント、ゴンドラ、シュミンケを比較
3.「シュミンケ」

 

 

さあお次が高級で有名なドイツメーカーの「シュミンケ(1本600円前後)」ですね。以前は私も何色か持っていたのですが、いつの間にか紛失してしまったようです・・笑。

 

ですので今回は改めて明るめのオレンジを購入して色々と試し描きしてみようと思います。

 

 

まず上の画像にもあるように普通の筆圧で描いて指でなじませたところ・・・非常に発色が良いですね。ピカッと光るような輝きがあります。

 

 

さらに何と言っても粉のきめ細やかさが凄いですね笑 指でなでると全く抵抗なくスイーっと簡単に伸びていってくれる感覚です。画像の通り紙の目にもビッシリ入っていってくれます。

 

 

さすが高級メーカーですね、画材としての質に間違いはありません。パステル画の実力をある程度付けた段階でこれを使えば、相当良い作品も描けるんじゃないでしょうか。まあ高級画材だからイコール「良い絵が描ける」というわけではないので、実力を付けてからの話になりますね。

 

購入する場合はバラ購入とセット購入ができますので、色々と試してみて下さい!!

 

ソフトパステル_レンブラント、ゴンドラ、シュミンケを比較
「まとめ」

 

さあ改めて3メーカーをまとめます。

 

「レンブラント」は価格的には中の上ぐらいで、質は抜群に良く「これからパステル画を長く本格的に続けていきたい!」とお考えの初級者さんには是非おすすめのアイテムです。さらに「いずれリアル系にも挑戦したい!」と言うのであればなおさらおすすめですね。やはり「複雑な描写にもしっかり耐えうる質」があってこそ一流の品質と言えますね。

 

 

 

「ゴンドラ」ですが、66色入りのものが6000円前後なので価格的にはやや安めですね。「とりあえずパステル画を始めてみようかな」ぐらいのライトな方や、「小さいお子さんやお孫さんにパステルをプレゼントしたい」、または「一緒に楽しくパステル画をやっていきたい」とお考えの方には最も適したメーカーなんじゃないかなと思います。もちろん質は抜群なので重厚なパステル画にも向いています。短いサイズが合うかどうかだけ事前確認できればベストですね。あとは国産なので何かと安心というところですね。

 

「シュミンケ」は価格はもちろん上級になりますが、ドイツの老舗メーカーだけあって質は確かですね。

 

初級者さんでもお金に余裕がある人ならどんどん買ってみても良いと思います。初級者さんでも質の良いものならいきなり使っても何の問題もございません。逆に初級者さんが安すぎるパステルを購入してしまう方が上達の面から見ると非常に危険な行為と言えます。”良くない習慣”や”画材への勘違い”が生じてしまうからですね。

 

 

先程もお伝えしましたが、指でなじませた感触が粉というより「粒子」と言う感じで気持ちが良いですね。それだけきめが細やかということです。シュミンケの他にも「セヌリエ」「ラウニー」など高級メーカーがいくつかありますが、興味のある方はバラ購入からスタートして色々試してみるのも良いと思います。

 

ここまでお付き合い頂きありがとうございました!!