初めまして!! ソフトパステルとパステル色鉛筆で絵を描いているKeigoと言います。
本記事では、パステルの粉って安全なの?選ぶ基準や国産メーカーについてお話していこうと思います。
かる~く私のパステル絵を載せておきます。
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パステルって確かに粉の画材なので、簡単に空気中に舞い上がってしまいますよね。
ということは吸い込む確率もそれなりには上がるわけで、私もトータルではまあまあ粉を吸い込んでいるかもしれませんね。
それではまず「パステルの粉の安全性」について考えていきましょう。
目次
パステルの粉って安全なの?選ぶ基準や国産メーカー
1.「APマーク」
引用:Art Navi
まずはパステル含め画材全般にて、人体に無害であることを証明する「APマーク」というマークが表記されていることがあります。
これはアメリカ合衆国のACMI(アメリカ画材・工芸材料協会)という機関にて、厳しい審査を通過した画材のみに表記が許される認証マークになりますね。
ですので、絶対無害のパステルを使用したい!!という人はこのAPマークの表記を確認してから購入するのも良いかもしれません。
まあ制作の度に毎回マスクをすれば有害、無害問わず相当な粉の吸引を抑えられることは確かですが、それも中々・・面倒ですよね。笑
ちなみに私が使っているパステル色鉛筆「ファーバーカステル ピットパステル」に同梱されている、色見本とかが書いてある小冊子にはこのAPマークの記載がありましたね。
箱とかに直接記載があるわけではないようです。
パステルの粉って安全なの?選ぶ基準や国産メーカー
2.「CLマーク」
引用:Art Navi
先程のAPマークが無害の認証マークであるのに対して、こちらの「CLマーク」は有害性を含んでいることを意味するマークになります。
ただしっかりとした適切な情報の元、取り扱いを行えば安全に使用することができる画材ということになります。
これは例えば、体内に入れないように普通の使い方をして、万一、口や目の中に入ってしまった場合はすぐに洗い流して、場合によっては医師の診察を受けるなどの正しい措置を行えば大丈夫ですよということになりますね。
まあ要は始めに有害性を含んでいますよと注意喚起をしてくれているマークということになるわけですね。これはまあ事前に注意して下さいということになりますね。
パステルの粉って安全なの?選ぶ基準や国産メーカー
3.「国産メーカーのソフトパステル ゴンドラ」
パステルの粉の安全性を考えるなら、先程お伝えした「APマーク」の表記プラス、国産のものだと何となく安心感がありますよね。
上の画像は京都の「王冠化学工業所」さんで製造されている「ゴンドラ」という商品名のソフトパステルになりますね。
少しパステルの知識がある人ならご存じだと思いますが、海外メーカーから分岐した「日本支社」みたいな製造元をのぞけば、
この「王冠化学工業所」さんは日本で唯一のソフトパステル製造メーカーになります。もう確か創業100年近くになるかと思います。超老舗メーカーです。
粉の安全性については、王冠化学工業所さんのホームページを確認しましたが特に記載はなかったですね。
ただ顔料一覧というページにパステルに使用されている成分名は記載がされていました。どうしても安全性が気になる方はホームページの「CONTACT US」から問い合わせてみるのもいいかもしれません。
製品の質としては、発色も良く伸びも良く、上の画像にもあるように重ね塗りも鮮やかにできますね。
ゴンドラは色数が多いのが特徴で、一番多いセットで242色入りというのがありますね。
これからソフトパステルの購入を考えている方は、このゴンドラからスタートしてみるのも良いと思います。
パステルの粉って安全なの?選ぶ基準や国産メーカー
まとめ
気管支などに重大な疾患のある方は医師に相談した上で・・色々とパステルの使用を考えてもらいたいと思いますが、
そうでなければ、私はそこまで粉の吸引に関しては気にしなくて良いかなと思います。毎回マスクをしながらの制作も集中力を欠いてしまいますし、普通に使っている限りはまず大量に粉を吸引してしまうこともないはずなので。
それよりもむしろ、小さいお子さんや動物など第三者が体内に入れてしまわないかを注意するほうが先決だと思いますね。そこは注意が必要です。
あとは制作が終わったら目や色々なところを触る前に、しっかりと水道の水で洗い流すという習慣を身に付けるようにしましょう。
最後に初級者さん向けに「おすすめの画材や紙、その他道具」についてまとめた、
という記事がありますので是非読んでみて下さい。
あとソフトパステルの使い方やテクニックを細かくまとめた、
という記事もありますので合わせて読んでみて下さい。
それでは最後まで読んで頂きありがとうございました!!