こんにちは!!画家のKeigoと言います。
ちょっと意味深なタイトルを付けてしまいましたが笑、今回のお話では「リアルな色鉛筆画で上達できなかった場合は○○で大逆転!」ということで、色鉛筆に代わるもっと難易度が低くて”優良”な画材を紹介していこうと思います。
まずここ数年、
「素朴な画材”色鉛筆”で、こんなにリアルな絵を描く画家さんがいるんです!!」
という触れ込みで爆発的に人気が出たのが色鉛筆ですが、TVでも芸能人がこぞって色鉛筆画を描いているのを本当によく見かけるようになりましたよね。
ただ・・これがいざやってみると・・相当難しいんですよね・・笑 そもそも色鉛筆という画材はリアルな絵を描くのにはあまり向いている画材ではないんですよね。
それは「重ね塗り」が圧倒的に難しいからです。
何色と何色を重ねるとどんな色になるのか?なんて相当な修練を積まないとわかるものではありません。さらに基本、消しゴムでは消せないので一度描いたらもう後戻りができなくなります。
つまり色鉛筆というのは決して「簡単な画材」ではないということになるんですよね。
なので「色鉛筆でリアルな絵が描けない・・・才能がないのかな・・」と挫折してしまった方も決して落ち込む必要はありません!!
実は色鉛筆よりも格段に描きやすく、重ね塗りも混色も容易にできる画材があるんです!!
それが「パステル」という画材です。
パステルと聞くと子供が良く使う画材?というイメージが湧くかもしれませんが笑、いえいえ充分にリアルな絵が描けるんです。
私の作品で恐縮ですが、何作品か掲載させて頂きます。
パステルももちろん、適当にやって修得できるほど簡単な画材ではありませんが、少しの期間頑張れば色鉛筆よりもスムーズに「リアル系の作品」を描けるようになることは間違いないですね。
なので色鉛筆という画材に相当な執着がないのであれば、パステルを学んだ方が明らかに近道を歩めるようになるわけですね。
さあその辺りを紐解く感じでここからは「パステル」という画材の魅力をできるかぎりお伝えしていきますので、4、5分ぐらいだけお付き合い頂ければと思います!!
よろしくお願いします!!
目次
リアルな色鉛筆画で上達できなかった場合は○○で大逆転!
1.「パステルは簡単に混色ができる」
まずパステルという画材は、色を混ぜやすいという特性があります。これはパステルが「粉」の画材だからですね。
例えばこんな感じで、リンゴの表面の「赤」や「黄色」や「茶色」の境目が良い感じで簡単に混ざってくれるんですよね。なのですぐに色の確認もできますし、加筆、修正にも着手がしやすいわけです。
色鉛筆の場合はある程度描き込みが進んでからでないと、この「正しい色」の判断ができないのでそこが難しいところです。
リアルな色鉛筆画で上達できなかった場合は○○で大逆転!
2.「パステルは指が筆代わりになる」
パステルは「指が筆代わり」になる優れた画材なので、細かい箇所にもピンポイントで色を塗れますし、色の濃淡の調節も比較的やりやすい画材なわけですね。
これがパステルの最大の利点ですね。
「指で扱える画材」って・・・何か素晴らしくないですかね?笑 自由自在に色を作って、好きな物を描けるので楽しくないわけはないですよね。
実際の筆の場合は穂先の質感にも慣れなければいけないので、これもまた習得には相当な時間がかかります。
リアルな色鉛筆画で上達できなかった場合は○○で大逆転!
3.「パステルは何度でも修正ができる」
パステルはある特定の紙を使うと、何度でも色が乗っかっていってくれるので、大幅な失敗のない画材と言って良いですね。何度でもやり直しがきくわけです。
その特定の紙とは表面がザラザラした「サンドタイプ」の紙ですね。
もちろんサンドタイプ以外の紙を使った場合でも複数回は重ね塗りができますので、他の画材に比べても失敗は少ない画材かなと思います。
ですので、「あっ色を間違えたかな・・」という場面でも元の色で上書きができますので、精神的にも伸び伸び制作を進められます。
リアルな色鉛筆画で上達できなかった場合は○○で大逆転!
まとめ
冒頭の方でも少し触れましたが、色鉛筆という画材に相当な執着がないのであれば、パステルを学んだ方が明らかに「リアル画」の近道を歩めるようになるわけですね。
最後にこの「リアル系」というジャンルについてもお伝えしておきますが、
やはり「リアル系」というのは絵の基本です。
デッサンも見たままを描くという意味では「リアル系」ということになりますが、例えばあなたの描きたい画風が「可愛い系」や「ほのぼの系」だったとしても、リアル系で培った色の表現方法などは確実に今後の制作に活きてきます。100%技術の土台になってくれます。
また「架空のキャラクター」を描くにしても、ある意味「嘘の光」「嘘の影」を描いて現実の環境に近づけますよね、その嘘の世界を作り上げる際にもリアル系で学んだ実際の「環境光の当たり方」や「影の落ち方」など、活かせる要素が山のように存在するわけですね。
ですので大は小を兼ねるじゃないですが、リアル系を学んでおけば様々な画風、様々な場面で応用が効くようになるわけです。
ここまで読んで頂き感謝です!!
おすすめのパステルや描き方のテクニックについては、以下の記事で詳しく解説していますので是非合わせて読んでみて下さい!!