絵描きなら誰しも「絵のネタが浮かばない・・・」とスランプに陥ることがあると思います。

そんな時にいざ実践してみると面白い効果を生み出せるかもしれない「斬新な絵の描き方」をいくつか紹介します。

 

斬新な描き方1「キャンバスに穴をあける」

上の作品は以前に足を運んだ展示会で撮影をさせてもらった他の画家の作品です。向かって右側の大きな2か所の穴が斬新過ぎます。ライターで焼いて穴を開けたそうです。

 

絵を描く時はついつい絵自体でどうにか面白さを出せないかと色々模索をするのが普通だと思いますが、そんな既成の枠を超えて紙やキャンバス側に直目するという視点の面白さに強い衝撃を受けました。

 

斬新な描き方2「逆さに描く」

 

こちらの作品も以前に行ったグループ展で撮影させてもらった他の画家の作品です。

 

女性が植物の生い茂った草原のような所に寝そべっている構図のペン画です。人物が逆さに描かれていることで、こちらを見つめる女性の視線がより強い意味を持つように私には感じられます。

 

作者の方に「初めから逆さにする意図で描いたのですか?」と聞いたところ、「そうです、逆さにすることで構図の面白さと草原に寝そべっている感じを表現したかった」と言っていました。

 

斬新な描き方3「コーヒーを使う」

 

この作品も他の画家の作品で、下地のくすんだ茶色はコーヒーを使って表現しているそうです。紙は木枠に和紙を貼り付けていると言っていました

 

その画家いわく「くすんだ感じを表現するには水彩よりもコーヒーの方が良い。和紙との相性も抜群」とのことでした。

 

コーヒーというのはそれなりによく扱われる画材ではありますが、コーヒーの特性を理解し、しっかりと自分の作品の中に取り込んでいる辺りがなかなか真似のできる技術ではないなと感じました。

 

斬新な描き方4「木枠に直接描く」

以前に私が友人から絵の依頼を受けた際に「普通じゃつまらないし何か斬新な描き方をしたい」と思い、ふと数か月前に購入した木枠が目に入り、それならばということで木枠に直接絵を描いてみることにしました。

 

その時の絵は撮影をし忘れてしまったのですが、隠蔽性の強いアクリルガッシュで人物を描きました。絵の作風はというと、あえて人物以外の背景部分は塗らずに、木目の面白さを生かした作品に仕上げました。

 

友人も非常に喜んでくれたのを今でも覚えています。

 

斬新な描き方5「定規を使う」

定規を使って図形を取り入れた私の作品です。絵の常識」を少しでも打ち破りたいと思い色々考えた結果、あえてフリーハンドとは真逆をいってみようと思い定規を使うことを思いつきました。「顔」の中にタイルを描くことで、顔を描きつつもいかに顔を崩せるかという逆説的な表現に挑戦したつもりです。

 

参考までにこちらの作品も掲載しておきます。

 

斬新な描き方6「パソコンで原案をつくる」

この描き方は私がたまたま思いついた手法なのですが、非常に特殊な描き方になります。

 

簡単に言うと頭で想像した世界、空間の原案を最初にパソコンでつくってしまうというやり方です。

 

想像の世界を3つぐらいのエリアに分けて、それぞれのイメージに近い画像をフリーサイトで探し、それらをパソコン上でつなぎ合わせ原案をつくっていくというやり方です。そしてその原案から実際の絵を起こしていくという流れになります。

 

文章ではわかりづらいと思いますので興味のある人はこちらの記事を読んでみてください。

 

ちなみに私がその方法で描いた作品がこちらです。

 

斬新な描き方7「額縁に入れてから描く」

 

美大に通っている頃、すでに紙を額縁に入れた状態で絵を描いている友人を見ました。

 

 

なぜそんな描き方をしているのかと聞くと「額縁のデザインから完成図を逆算しながら描くと、絵のイメージが湧きやすい」との回答でした。

 

 

当時はおかしな描き方をするなあと不思議に思っていましたが、今になって考えてみると絵は絵の数だけ色んな描き方があっていいのだと感じます。

 

 

ちなみに知り合いの画家から聞いた話で、個展を開く際に「売れる絵」を意識しそれを前提に、額縁込みで描きながらイメージを膨らませる「枠の法則」という考え方があるようです。

 

美術史上でもこの「枠の法則」を利用し、いくつもの絵のアイデアが生まれてきたということです。

 

補足

こちらの動画では、リアルな髪の毛を描くちょっとしたテクニックが紹介されています。

 

「鉛筆でのリアルな髪の描き方」に関しては私も以下の記事でまとめています。

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