画家歴20年以上のKeigoと言います! ここ数年はパステル画に集中して絵を描いております。

当記事では初心者さん向けに「ソフトパステルとハードパステルの違い」について解説していこうと思います。

 

さらに「おすすめのソフトパステル、ハードパステル」についてや、「結局どちらを使えばいいの?」という疑問に対しての答えその他お役立ち情報についても紹介していきますので是非最後までお付き合い頂ければと思います!!

 

始めにちょこっとだけ・・パステル自体のお話もさせてもらえればなあと思います。そこまで堅苦しい話はしませんので笑

 

ちょっぴり雑学的なお話も含めながらサクッと解説していきます!!

1.ソフトパステルとハードパステルの違い
「パステルという画材について」

まずパステルという画材は・・、
パステルとは色の素(もと)である「顔料」と、それを固める「糊剤」(のりざい)を練り合わせて作られた「固形の絵の具」です。
一般的には顔料とパステルのボディを作る体質顔料(一般的には炭酸カルシウム)を水溶性の固着剤(メディウム)で練って固められます。
固着剤の濃度と分量によって、ソフトパステル(軟質)とハードパステル(硬質)に分けられます。
パステルは「顔料の色に最も近い固形の絵の具」になります。オイルパステル等とは性質が異なり、油脂や蝋分を混ぜていないので、顔料本来の持つ発色の美しさを直に表現できるのがパステルの大きな特徴です。

 

ということですね。

 

ちなみに上記解説の引用元「王冠化学」さんは日本で唯一のソフトパステル製造メーカーになります。そしてこの王冠化学さんから発売されているソフトパステルが、

 

皆さんもご存じの「ゴンドラ」ですね

 

ちなみにこのゴンドラは私もバラで何本か持っていますが、色も鮮やかで発色が良く、粉の伸びも抜群に良いですね。

 

 

これからソフトパステルの購入を考えている人は、まず始めにこの「ゴンドラ」を購入してみるのも大いにアリだと思いますね。

 

 

パステルのもっと細かい製造方法歴史などについてはもう色々なところで語られていますので、興味のある方は是非個々で調べてみて下さい。パステル画家として有名なのはエドガー・ドガルドンあたりですね。

 

ちょっとした豆知識としては、パステルという画材は「その国の風景を描く為に生まれた画材」なのでオランダメーカーのレンブラントが色とりどりのビビッドな発色だったり、

 

イギリスのラウニーが”曇った空”の色のグレーが美しかったりと、その国の風景の特色が反映されているようですね。

2.ソフトパステルとハードパステルの違い
「ソフトパステルの特徴」

さあここから本題に入っていきますが・・その前に、
私自身は上の画像のレンブラントのソフトパステル60色入り(8000円程)をメインで使っております。今までこれを使って納得いく良い絵がたくさん描けていますので、あなたにも確実におすすめできるソフトパステルですね。
さあ話を進めていきますが、
ソフトパステルはその名の通り、柔らかい質感をしていて、ぼそっと崩れやすく粉末になりやすいパステルですね。
実際、絵の制作で感じるハードパステルとの決定的な違いは「指で伸ばしやすい」というところです。
まあ柔らかい質感なので個体から粒子状になりやすく、その為少しの力で広範囲に色が伸びてくれるということになりますね。
この感覚は実際ソフトパステルを使ったことがある人ならすぐわかると思います。もしこのソフトパステルの伸びの良さを顕著に感じたいのであれば、
伸びの悪いハードパステルと比較してみるのが一番わかりやすいですね笑 驚くぐらい違いを実感できると思います。時間とお金に余裕のある方は是非試してみて下さい。
この洋梨も私がソフトパステルメインで描いた作品になりますが、ソフトパステルならリアル系、可愛い系など作風を問わず幅広く使えますね。
色の伸びも良いですし、適した紙を使えば重ね塗りも自由にできます。個人的にも今まで使った画材の中でソフトパステルが一番好きな画材と言えます。

3.ソフトパステルとハードパステルの違い
「ハードパステルの特徴」

まず上の画像ですが、おそらく日本で一番有名?なハードパステルの「ヌーベル カレーパステル」ですね。私も持っていますが価格が安いわりには、非常に質の良いハードパステルだなと感じます。長い間人気があるのも納得できますね。
一応、静止画ですが描き味としてはこんな感じになりますね。ご参考までに。
ハードパステルの特徴としては、その名の通り固く作られていて、実際の制作で考えた場合、序盤のデッサン的な部分やクロッキーで当たりを付けたりするタイミングとか、あとは影を濃くしたり等の陰影の強調に使われるのが一般的です。
また、固く作られているだけあってソフトパステルと比べて紙への定着率が良いので線画にも適しています。
ちなみに「世界的に有名なハードパステル」と言えば、上の画像にもあるようにプリズマカラーから出ている「ヌーパステル(ニューパステル)」になりますね。価格は若干お高めですが質は確かなものになります。
人によってはこのヌーパステルを”セミハード”パステルと表現する人もいますが、まあざっくり”ハード寄り”のパステルという認識で問題ないかと思います。
他にはコンテ・ア・パリの「カレ・コンテ」なんかが有名ですね。
豆知識
1つ、ハードパステルの実用的な豆知識ですが、
細かい描写をする場面では先っちょをカッターで削ってとがらせる使い方をよくしますね。
(※上のヌーパステルの画像よりもっととがらせても良いぐらいです。)
まあ固く作られているのでカッターで削っても折れずに削れるということですね。
その他は茶こしやカス上げ等で粉末状にして、コットンでこすりつけて表現する「可愛い系」や「ほのぼの系」の作風にもたまに使われます。
先ほどもお伝えした様に基本的に色の伸びはあまり良くないので、何度も重ね塗りをしなければならないような複雑なリアル系の作風には不向きですね。私も何度か試したことがありますが上手く描けませんでした笑。

4.ソフトパステルとハードパステルの違い
「まとめ」

さあソフトパステルとハードパステルの違いについて色々と述べてきましたが、
「これからパステル画を描いていきたい!!」とお考えの初級者さんは、今後どんな作風のパステル画を描くにしても、
まずは「ソフトパステルを購入する」という選択で間違いありません。
なぜなら、現代の世界的な流れを見ても明らかに、ソフトパステルをメインで描いた作品を「パステル画」と呼ぶ風潮が圧倒的だからですね。
さらに先程もお伝えしたように、ソフトパステルならリアル系を含め、全ての作風に対応ができるようになりますので、やはりパステル画の基本軸としての画材は「ソフトパステル」という認識で問題ありませんね。
以前にかなり古めのパステル画の参考書で「ハードパステルをメインに使った作品をパステル画と呼びます。」という主張を見たこともありますが笑、 これは少しかたよった見解かなと思います。
というか「パステル画」というジャンルにおいては、ソフトパステルの次に意識すべき画材は、ハードパステルよりもパステル色鉛筆になりますね
パステル色鉛筆なら細かい描写ができる分、パステル画としての質もグンとレベルUPしていきますし楽しさ自体もどんどん感じられるようになっていくはずです。
なので初級者さんはソフトパステルにある程度慣れたら、すぐにパステル色鉛筆の購入を検討するようにして下さい。まずはバラ購入で良いと思いますので、何本か買ってみて自分に合う物を見つけてみて下さい。
現代のパステル画においてまず重要なのは、「ソフトパステル」と「パステル色鉛筆」になりますね。
最後まで読んで頂き本当にありがとうございました!!
良かったら以下の二つの記事も読んでみて下さい!!パステル画についての有料級の情報となっておりますので!!

 

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