私はよく鉛筆でリアルな顔を描いています。その時は必ず「描いて⇒ぼかす」を頻繁に繰り返していきます。
・・・あっ自己紹介忘れました笑 創作人物画家のKeigoと言います!!鉛筆作品をいくつか掲載しておきます。
なぜぼかすのか?というと、
鉛筆画は絵の具と違い「線の連続」で形を形成していくわけなので、描いた線をぼかして「面」にしていく作業が必要なわけです。ぼかさないと鉛筆特有の「筋っぽい」感じがもろに出てしまいます。
ぼかしを入れることでより「リアルな顔」に近づけていくということですね。
これから私が解説することを意識してもらえれば、だいぶ人物画の画力が上がるはずです。面白い道具とすぐ実践できるテクニックも紹介していきますので是非最後まで読んでみて下さい!!
さらに最後にプレゼントもありますのでお見逃しなく!!
それではスタートしていきます!!
目次
鉛筆画 描いてぼかす「3つの道具とレアアイテム」
まずぼかす為に必要な3つの道具は、
・綿棒
・さっぴつ
・折りたたんだティッシュ
がポピュラーです。
ティッシュは上の画像ぐらい何重にも折りたたんで「角」の部分でぼかしていくと細かい部分も簡単にぼけてくれます。
そしてぼかす道具として珍しい道具ですが「ブラシ」を使います。
ダイソーで売っているメイクブラシ大中小ですね。まずは私が以前に撮影した下の動画を見てみて下さい。
模写で鉛筆の筋を残したくない時は、鉛筆がなじんだティッシュかメイクブラシ大中小(ダイソーで売ってます)がおすすめです。動画撮りました。倍速動画ですがイメージはつかめると思います。#絵描きさんと繋がりたい #絵描き人 #artilljp #鉛筆画 pic.twitter.com/5kPXc1a1Iz
— 【創作人物画家】Keigo@セピア色鉛筆画家 (@keigo_sepia) June 10, 2021
使い方としては、初めに裏紙に10Bの鉛筆で塗りつぶした部分を作っておき、
その部分をメイクブラシでこすって色を付着させ、絵の方に刷り込んでくというやり方です。
ですのでこのメイクブラシの場合は、「ぼかす道具」というより「刷り込む道具」といった感じです。
当然ですが鉛筆の筋っぽい感じは全く残りませんね。
鉛筆画 描いてぼかす「広さに応じて道具を変える」
ぼかす時は広さに応じて、ぼかす道具を変えるということが「自然な面」を描くことにおいてとても重要な要素となってきます。かなり大切ところです。
例えば、広い面を綿棒あたりで何度も何度もぼかしてしまうと綿棒特有の筋っぽい感じが残ってしまい、明らかにその部分だけ不自然な「面」が出来上がってしまいます。
広い面は指に巻き付けたティッシュでぼかしていくと非常に効果的です。
基本的なところですが、結局はこういった意識の連続で「リアルな顔」が出来上がっていくわけです。
描いては「最適な道具」でぼかし、描いては「最適な道具」でぼかしを繰り返しながら繊細に描いていって下さい。
鉛筆画 描いてぼかす「顔の面やおうとつを認識する」
「描いて⇒ぼかす」と言いましたが、「描いて⇒ぼかす」為には、まず元となる写真の「顔の面やおうとつ」がどうなっているかをしっかり認識できていなければなりません。これは物凄く重要なことです。
上の画像の赤い線で示したように、おうとつを意識して「面」を描いていきます。描いたらしっかりこの「面」に沿って適切な道具でぼかしていくわけです。
例えばこの「面」に逆らうような動きでぼかしてしまうと、せっかく描いた「面」が崩れてしまう可能性がありますので要注意です。
鉛筆画 描いてぼかす「さっぴつで白い空白をつぶす」
鉛筆、色鉛筆で絵を描いていると「粒状に白い塗り残し」がどうしてもでてきてしまうと思います。まさに右上の
画像ですね。
これは鉛筆、色鉛筆という画材の特性上しかたのないことですが、少しの工夫でだいぶ改善できることがあります。
やり方は原始的で単純ですが、シャーペンまたは鉛筆の粉がなじんださっぴつでその粒状の部分をつぶしていくだけです。
これは頑張ってやった分だけ効果がありますので是非一度試してみて下さい。
鉛筆画 描いてぼかす「まとめ」
今回は「リアルな人物」を描く為のぼかしについてまとめてきました。
先程も少し触れましたが、鉛筆画は「1本の線の連続」で形成された絵になります。ですのでその「1本の線」でリアリティを追及する為には、
線と線の間をいかに空けずに描写できるかということが大切になってくるわけです。それが出来ればぼかしも相乗効果で活きてきます。
ですのでまずはおうとつに沿って線と線の間を空けずに描く練習を積むと、その後のぼかしもスムーズに行えます。
ここまで読んで頂きありがとうございました!!少し前に「鉛筆人物画 基礎講座」を以下のページで開設しましたので、初心者さんや脱初心者さんあたりは是非活用してみて下さい。
真剣に取り組んで頂ければ確実に画力が上がる講座となっておりますので。