こんにちは、絵描き歴20年の画家Keigo Nです。ツイッターで人物画ネット講師もしています。
私は水彩色鉛筆スタビロのアクアカラーを使ってよく人物画を描いています。主にセピアカラーの少女画を描いています。
水彩色鉛筆は普通の色鉛筆のように水を使わずにドライで描くことも可能ですし、
がっつり水を使ってウェットで描くこともできますし、
ドライとウェット両方取り入れて描くことも可能です。
「これから水彩色鉛筆で絵を描いていきたい!!」という初心者さんに向けて、四の五の言わずにちゃちゃっと【即実践できる技術】を3つお伝えしていきます。
特に最後にお伝えする技術は今後のあなたの制作においても絶大な効果をもたらしますので、お見逃しなく。
おすすめのメーカーと水彩色鉛筆に適した2種類の紙については下の記事も参考にしてみて下さい。
目次
【水彩色鉛筆スタビロ 技術1】塩を使って模様を表現する
まず水彩紙水彩色鉛筆で描いた箇所に水を加えウェットの状態にし、そこに塩をつまんで軽く振りかけます。(※紙は水彩紙を使っています。)
そうすると・・・
こんな感じの「雪の結晶」のような面白い模様が浮き上がります。これはお手軽なのでかなりお勧めです。
実際のケースでどのように使えるのか?と考えたところ、やはり「服」や「帽子」の柄に使うのが一番マッチするのではないかと思います。
【水彩色鉛筆スタビロ 技術2】ステンシルシートを使う
【水彩色鉛筆スタビロ 技術3】サンドペーパーで粉末状にする
A「ウェット」で使う場合
そもそも前項で紹介した2つの技術、「塩」と「ステンシルシート」は水彩色鉛筆がウェットの状態で初めて実践できる技術です。
ではどうやって水彩色鉛筆をウェットの状態にするのが一番効率的か? ほんの少しだけウェットで使いたいだけなら、塗れた筆で色鉛筆の先を撫でで色を取ることもできますが、
ある程度の「広い面」をしっかり塗っていきたいという時は、初めからサンドペーパーで削って粉末状にし、そこに水を加えしっかりとした絵の具の状態にしてしまうのが一番正統派なやり方です。
削った粉末を小皿にまとめ、水に溶いていけばしっかりとした水彩絵の具が出来上がります。
広い面をしっかり塗りたい時には、このやり方を実践すれば充分な水彩絵の具が抽出できます。
B「ドライ」で使う場合
削った粉末は勿論そのまま「ドライ」でも使えます。その時に便利なのが「パステルブラシ」です。
このパステルブラシは最強のアイテムです。
実際の使用例で言うと、
この赤ちゃんの作品▼の背景は、初めウェットで表現し乾かしてから、粉末をパステルブラシでこすりつけてぼかしを表現したものです。
ウェットの表現だけで絶妙なぼかしを表現しようと思うと、高い技術力が必要とされますが、
パステルブラシを使えば簡単にぼかしの表現が可能となります。
【水彩色鉛筆スタビロ 技術】まとめ
今回紹介した技術は即実践できる技術になりますので、是非試してみて下さい。
上記で説明したように「ウェット」と「ドライ」を巧みに織り交ぜることができる水彩色鉛筆は「超万能画材」だと言えます。
普段モノクロ系のみを描いている人でも、水彩色鉛筆を使えば「一部分だけ」水彩表現を取り入れるなんてこともできるわけです。
メーカーで迷ったら、「スタビロアクアカラー」を購入しておけば間違いはありません。
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