私はかつてイラストレーターを目指していて、10数社に直接の持ち込み、50社以上にポートフォリオを郵送しました。

 

結果から言いますと実績には結び付きませんでした。ただ、単純に「営業活動」の数はこなしてきましたので、その辺りで、これからイラストの持ち込みを頑張っていきたいと考えている人達に、いくつか役立つ情報はお伝えできるかなと思います。

 

あくまで私の体験談になりますので、良い所だけつまんでもらえれば幸いです。

 

 

本記事では主に、イラスト持ち込みの「アポイントの電話」にスポットを当てて解説していきます

 

そもそもアポイントは「電話」と「メール」どちらが有効か?

 

出版社によってはホームページ上に「メールアドレスの記載」、「問い合わせフォーム」を設けている会社があります。

 

メールで問い合わせることができれば、イラストレーターにとってこんなに楽なことはありません。

 

私も始めはそう思い、片っ端から出版社のホームページをチェックし、メールアドレスの記載や問い合わせフォームを設けている出版社数十社に、面会またはポートフォリオを郵送したい旨のメールを送りました。

 

その結果猛烈に感じたことは・・・返信が来るまで非常にヤキモキさせられるということでした。

 

最初から電話にすれば良かったとすぐに後悔したぐらいです。

 

 

遅いところでは1週間ぐらい返信を待たされたところもありましたし、返信すらこないところもありました。逆にすぐ返信をくれるところもありましたが。

 

ただでさえ色々なことに気を回している上に、初めの返信でヤキモキさせられるというのは、かなりの精神的負担につながったことは事実です。

 

スタートでつまづき、スムーズに発進できないような感覚を私は覚えました。

 

 

そういった理由から私は、正攻法でシンプルな電話でのアポイントの取り付けを強くおすすめします。

 

営業活動を長く続けていくなら、いずれ電話でのアポイントを取らなければならない場面が必ずくると思います。

 

そういう時の為にも、早いうちに電話でのアポイントに慣れておいて損はないはずです。

 

2、3社電話をすればかなり慣れてくる自分に気づきますし、メールより圧倒的に効率的で予定も組みやすく、何より行動的になれます。

 

 

ただどうしてもという場合は始めの取っ掛かりとしては、メールでのアプローチというのもアリなのかもしれません。

 

まあそもそもメールアドレスや問い合わせフォームの掲載がない出版社に関しては、もう電話しかないのですが。

 

 

編集の電話番号の調べ方

 

まずは編集の電話番号を調べないと担当者とアポイントが取れません。

 

編集の電話番号は住所などと共に、本の最後の方のページ、巻末に記載されています。

 

イラスト専門学校時代の講師に「在庫数の多い古本屋にでも行って、いっぺんに巻末を見て電話番号を調べると良い」と言われたので、

 

私は出版社ごとに陳列が区分されているブックオフに行き、ひたすらスマホで巻末の電話番号を撮影していました。

 

 

ただ・・・この古本から電話番号を探すというやり方には少し疑問を感じる部分もあります。後程解説します。

 

 

電話での切りだし方

最初はこの電話での切り出しが一番緊張すると思います。

 

相手がぶっきらぼうに電話にでたらどうしよう・・・と不安になってしまう気持ちもわかります。

 

しかし、私が今まで電話した全ての出版社で非常に丁寧な対応をしてくれましたので、ここはもう安心してもらって大丈夫だと思います。

 

ただ電話をかける時間帯に関して、早朝や昼時は避けるなどの配慮をしつつ電話をかけていました。

 

 

実際のセリフに関しては常にメモを見ながら以下のように話を切り出していました。

 

「お忙しいところすいません、ちょっとお聞きしたいのですが、イラストレーターをやっている者なんですけど、もしよろしければ作品ファイルを見て頂きたいのですが可能でしょうか?」

 

といった感じです。

 

そして「当社は郵送のみ受け付けています」と言われたら、素直に従い住所宛名を聞いて郵送でポートフォリオを送っていました。

 

ここで食い下がって「何とか直接会って担当者さんにポートフォリオを見て頂きたいのですが・・・」とお願いをする人もいるようですが、

 

私はそこまではしませんでした。

 

ここ数年は明らかに「郵送のみ受け付け可」という出版社が増えてきているようなので。

 

担当者からの切り返しについて

次にいくつかの担当者から共通して言われたことがあります。

 

それは「え~と、どの本を見てお電話されましたでしょうか?」という問いかけでした。

 

 

私は数十社程電話をかける中で、正直本のタイトルまで記憶していないということが何度かありました。

 

 

当然、大手出版社の場合、様々なジャンルの書籍を発売しているわけで、一つに編集部と言っても書籍によって取り扱う担当者が変わってきます。

 

その為、私がどんなイラストを描くかによって向こうも振り分けが変わってくる場合があるのです。

 

従って、こういった予測を事前に立て、相手に手間をかけさせない為にも本のタイトルをしっかり覚えておくということも大切なのだなと感じました。

 

 

古本からではなく「新本」から情報を得る

 

先程も少し触れましたが、

 

可能な限り古本ではなく新本(新しく発売された本)から情報を得るべきと個人的には感じます。

 

当然のことですが、古本屋に陳列されている本は、数年前または10数年前のものが普通に並べられています。

 

 

そして、実際私はその古本から入手したいくつかの編集の電話番号に電話をかけたのですが、

 

番号(担当自体)が変わっていたり、番号自体が使われていなかったりと予想外の事態にまごまごしてしまい、電話口で話のペースがグズグズになってしまったというようなことが何度もありました。

 

 

ですので、このように後手後手にならない為にも、やはり情報は常に最新のものから得るべきだと感じます。

 

 

また電話番号以外のところでも、最近発売された新本の方が、

 

今現在採用されているイラストの傾向やトレンドの方向性を肌で感じられるという最大の利点があります。

 

自分の画風に近いイラストが今どのような使われ方をしているのか、今のイラストレーターにはどのようなスキルが求められているのか、といったイラストレーターとしての基本的な考え方が養われていくはずです。

 

 

そういった意味でも古本屋ではなく、TSUTAYAのような新本を置いている書店で、書籍に触れることを是非おすすめします。

 

まとめ

持ち込み営業は非常に勇気のいる行動ですが、いざ営業に行くと担当者さんと話が盛り上がったケースも何度かありました。

 

その度に「勇気を出して良かった」と心の底から感じました。これから活動をしていく人は失敗を恐れずに頑張っていって下さい。

 

 

どうしてもまだ電話をかける勇気が湧かないという人は「イラスト名鑑」への掲載を検討してみるというのも一つの手段だと思います。

こちらの記事でまとめています。

 

またポートフォリオを作る時はこちらの記事も参考にしてみてください。

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