
人生を生き抜く為には、「適度にゆるめ」ぐらいが丁度いいと思います。
頑張り過ぎて思い詰めて、思い詰めて結局精神的に参ってしまったとなっては元も子もありません。
精神的に参ってしまい、その後復帰ができればまだ良い方ですが、再起不能にでもなってしまったら
もう人生が台無しになってしまいます。
かく言う私も29歳の頃働いていた会社で、ろくでもない上司に遭遇してしまい地獄のような環境で2年間を過ごした経験があります。
その頃は、「逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ」と自分を追い込み続け、それが正しいことなのだと間違った観念に捉われていました。
その結果、うつと悪夢を発症してしまいました。無理した結果、現実問題として何も残らなかったのです。
それ以来私は、ありのままの自分で良いのだと思えるようになったのです。
そして、そう思うことで心と脳に余裕が生まれ、前向きな思考を生み出せるスペースを作り出すことができたのです。
今ではそのスペースで色々な自由な発想を考えて、前向きな人生を歩めるようになれました。
私は、完璧を求めすぎなようにしています。完璧にできる人間などこの世には存在しません。
よって、「完璧を求めることこそが人間にとって一番ナンセンスなこと」だと断言できます。
私はだいたい80点ぐらいを取れれば良いと考えています。
私は鉛筆画家です。
絵を描く時も、「80点ぐらいを目指して良い物を描こう」と思うと、
結果としてだいたい95点ぐらいの作品が出来上がることが多いです。ある意味皮肉なものです。笑
昔はガチガチに肩に力を入れて怖い顔で絵を描いていましたが、
そういう心持でスタートをすると、少し納得がいかない箇所が出てくると、
手が止まってしまい、良いリズムが保たれないということがよくありました。
そして最悪の場合は時間をかけたのにボツ作品となってしまい、無駄に時間を費やすということになっていました。
古い考え方の人からすればベストを尽くさなければ駄目だと叱られてしまうかもしれませんが、
私の持論として一番大切にしていることは「現実問題として自分にどうプラスに働くか」ということだと考えています。
ただ例えば、目先の「今は頑張らなくてはならない状況」という時はしっかり手を抜かずに頑張ります。
絵を描いていて、細かい描写をする時などは当然、「ここは逃げてはいけない」と考え集中をします。
従って、基本は緩めに生きて要所要所をしっかり締めるというぐらいが人生を長く生き抜くには丁度いいのではないかと
思います。