人間は「欲」と「欠陥」があるからこそ、人間らしいのだと私は思います。

 

金銭欲、性欲、自己顕示欲、恨み、つらみ、妬み、これらの負の要素が混ざり合って、

 

愚かな行動、愚かな考えに走ってしまうけど、結局は人間らしく生きてしまうのが「人間」という生き物なのだと感じます。

 

そして、それらの汚いものが根底にあって、その上に「美徳」や「平和」を求める心が覆っているような構図になっているのだと思います。

 

従って、例えばSNSで「金儲け的な発言」や「寄付をつのる発言」をした場合に、傲慢だの守銭奴だのと批判をする人間もいるようですが、

 

全く持ってお門違いだと感じます。お金を稼ごうとして何が悪いのか? ひっそり汗水たらして働くだけが仕事ではないわけだし、

 

特に今の時代なんかは、先読みのできる人間がどんどん「新しい手法」でお金を稼いでいるのに、

 

その辺りの手法すら学ぼうともせずに、外野でごちゃごちゃ言っているだけの人間は本当に時代遅れも甚だしいと感じます。

 

それにそういう人間も何かしら仕事はしているはずなので、要は稼いでいる人間がうらやましくて仕方ないのだと思う。

 

そういう人間をSNSを見ているとあわれだなあと感じてしまいます。

 

この辺りを絵に落とし込んで考えてみると、日本で需要のある絵というのは、「綺麗な花鳥風月の絵画」や、「可愛いほのぼの系のイラスト」あたりになるのかと思いますが、

 

本当の人間の腹の中を絵に投影したならば、もっと欲にまみれたドス黒い絵ばかりになるはずです。

 

ということは多少極端に言えば、現在日本で売買されている需要のある絵というのは、なるべく腹の中を投影せず「綺麗で万人に受け入れやすいもの」

 

という範疇に収まったものでなくてはならないわけです。そうでなくては絵は売れないからです。

 

となると、「欲」「欠陥」をもろに表現した絵は日の目を浴びることはなく、そもそもそんな絵を描いていたら画家業が成り立たなくなるわけです。

 

日本はあらゆる分野で「汚い物」を排除しようという動きが年々強まっています。それは時代の流れなので仕方のないことだとは思います。

 

それならば、尚更アートだけは突き抜けた方向にいってもいいのではないかと思うのです。

 

アートはただの娯楽なのですから。アートまでが型にはまってしまったらつまらな過ぎます。

 

もっと人間の「欲」や「欠陥」をさらけ出したようなアートが世に広まれば、こんなに面白いものはないのにと個人的には思います。

 

奇妙なアートを普及させていこうと計画中です。

Twitterでフォローしよう