
私は主に鉛筆画を描いているKeigo Nです。
絵に共通して言えることかもしれませんが、画力をスムーズに向上させていく為には、
まずは日頃から「ストレスなく絵を描き始める」為の準備を整えておくということがとても大切になってきます。描く為の土台作りです。
私の考える「鉛筆画をストレスなく描き始める為の準備」について解説していきます。3分ほどでサラッと読めるようまとめてみました。
鉛筆画を描く前の準備1 「使う物のみを机に出す」
基本的なことかもしれませんが、私は使う物のみを机の上に出すようにしています。右利きなので右端の定位置にまとめて置いています。その他の物は一切出しません。
ちなみに鉛筆画に必要な道具に関しては以下の記事で紹介しています。
■使う物のみを机に出しておくことの利点
fa-chevron-right目の前がスッキリしていることで、心理的に「描写のみ」に集中できるようになる(重要)
fa-chevron-right絵の途中段階で道具を探すストレスが無くなる
fa-chevron-right紙をクルクル回しながら描く為、紙の角が何かに当たらないか気にせずに済む
上記の通りです。細かなことですがとても大切なことだと私は考えています。ビジネスにおいてもできる人の机は常に整理整頓されていると言われていますし、
例えば、サッカーの練習をするにしても地面がボコボコな所で練習するのと、整地されたきれいな芝生の上で練習するのとでは、その後の技術向上に雲泥の差がでることは明白です。
絵も同じです。
絵を描く上であなたにとってストレスになり得るポイントというものを最初にクリアにしていき、そのことで全集中力を描写のみに投下できるようなるのです。
長いスパンで考えればこれらの積み重ねが非常に大きな成果へとつながっていきます。
実際、私はこれらの積み重ねで画力を向上させてきました。間違いなく絵を描く上での「基盤」となり得る意識だと確信を持って言えます。
次は「机の上に出した物」についてさらに深堀していきます。
鉛筆画を描く前の準備2 「電動の鉛筆削りを活用」
前項を踏まえた上で、具体的な道具の話になります。
デッサンをやるとき、鉛筆の先を3センチぐらいむき出しにして削るやり方がありますが、私はその削り方だと描きにくくて仕方ありません。
ですので毎回鉛筆削りで先をとがらせています。その為、手動の鉛筆削りでは効率が悪すぎるので電動の鉛筆削りを使っています。
電動なのでほぼストレスゼロです。何より絵を描くリズムが保たれます。
手を止めている時間が短くなれば覚えた感覚を忘れずに済みますので、そういった意味でも電動の鉛筆削りはおすすめの道具です。
何事もリズムが大切です。
鉛筆画を描く前の準備3 「羽根ボウキを活用」
羽根ボウキもストレス軽減にはおすすめの道具です。消しカスや鉛筆の粉を払う道具です。
息を吹きかけて消しカスや鉛筆の粉を飛ばそうと思うと、細かな密着したものまでは中々吹き飛ばせません。手で払っても微細なカスは付着したままのことが多いです。
そんな時に羽根ボウキで払ってからさらに息で吹き飛ばすと、ほぼ確実に消しカスや鉛筆の粉を払うことができます。
1作品に何十時間も費やしていると、どうしても微妙な鉛筆の粉の付着により繊細に描いた箇所が汚れてしまうといったことが普通に起こります。
私は過去に何度もありました。これは描写のペースを大きく乱してしまう要因にもなりかねません。
そんな時に活躍してくれるのがこの羽根ボウキという道具です。
まとめ
道具を整え、机をきれいにする・・・これは単に清潔さを保つという意味合いだけではなく、
描く上でのストレスを軽減させ、描写のみに集中できるようにする為の重要な工程の一つと言えます。
やはり机が消しゴムのカスだらけだったり、物が散乱している状態では、描写に集中ができません。
また、時に「画材以外の道具もうまく使いこなす」といった意識を持ってみることも画力向上につながる第一歩となるはずです。
絵を長く描いていると、本当に「描く前に準備を整える」ということがいかに大切か・・・ということを実感することが増えてきます。