
リアル系のパステル画を描いているKeigoと言います。よろしくお願いいたします。
今回の記事では初級者向けにパステル画の「猫の目」の描き方を解説していきます!!絵のモチーフとして「猫」も結構好きなのでたまに描いていますね。
最初にちょろっと作品を掲載しておきます。
「目」というパーツは動物画、人物画においても最も重要なパーツになりますので、しっかり描き方をマスターしておくことをおすすめします。一度「描き方のパターン」みたいなものを学んでしまえば結構応用が効いたりもしますので、是非今回の記事を参考にしてもらえればと思います!!
今回は私Keigo流の描き方で、あくまで「リアル系の描き方」になりますね。「リアル」という系統は全ての作風の基本となる系統なので、一度学んでしまえば必ず今後の役に立つはずです。
それではスタートします!!
目次
【初級者向け_パステル】「猫の目」の描き方を解説!!
さあ今回は、私が以前に描いた猫の作品の「目」だけをクローズアップして描き方の工程を順を追って解説していこうと思います。
上の画像のような静止画の連続での説明になってしまいますが、できる限り初級者さんにもわかりやすく嚙み砕いて説明していきますのでラストまでお付き合い頂ければと思います!
画材や紙に関してもこれから説明していきますが、なるべく私と同じものや、おすすめするものを揃えてもらうのがベストですが、とりあえずは今お持ちの物で始めてみる感じで良いと思います。そのあたりはお任せします。
【初級者向け_パステル】「猫の目」の描き方
1.「画材について」
今回は「目」という小さいパーツを描くだけなので、パステル色鉛筆のみで描いていきます。メーカーですが私はスタビロのカーブオテロで描きました。このパステル色鉛筆は発色が良いのが特徴で、さらに水に溶けるので筆を使ってぼかしたり、にじませたりと多彩な表現もできるんですよね。なので世界中でも愛用されているわけですね。
もちろん他のメーカーでも全然良いと思いますが、安すぎるメーカーというのは本当におすすしません・・。安い画材の質のせいで上達が遅れてしまうからですね。
まあ話が逸れてしまうので、これに関してはまたいつか別の記事で解説していこうと思います。
【初級者向け_パステル】「猫の目」の描き方
2.「紙について」
紙ですが、今回すこ~~し隠しておきたい気持ちもあったのですが・・笑 ただ、せっかくこの記事をここまで読んでくれているあなたに感謝の意も込めて、「リアル系に適した最高の紙」を教えちゃいます。
上の画像の「キャンソン・ミ・タント・タッチ」という紙ですね。
この紙は表面が砂状の”サンドタイプ”になっている紙で、まさにサンドペーパーを連想してもらえれば良いと思います。ザラザラした表面にパステルの粉がビッチリ付いてくれるので、定着率が良くリアル系にはもってこいの紙になるんですよね。世界中のリアルパステルアーティストがこぞってこのサンドタイプの紙を使うのもうなずけます。
冊子タイプで売られていて、色つきの紙になりますね。似ている名前で「キャンソン・ミ・タント紙」という紙もありますので、必ず「タッチ」の方を購入するようにして下さい。
【初級者向け_パステル】「猫の目」の描き方
3.「資料とトレース」
さあ今回はこの画像が資料となりますので、画像保存して頂きコンビニなどでA4サイズでカラー2枚でプリントアウトして下さい。
なぜ2枚か?というと、1枚は描く時に見る為のもので、もう1枚はトレースする時の為ですね。トレースすると紙に筋が付いて汚くなりますので、必ずもう1枚きれいな見る為のものがあった方が良いです。
あとトレースはカラーの資料でやらないと細かい部分がしっかり観察できないですね。なのでモノクロ資料はやめた方が良いです。今回はB4またはA4サイズでカラー2枚をプリントアウトして下さい。
今回、目の輪郭線はちゃちゃっとトレースで描いていきます。トレースに抵抗があるという人も今回だけトレースでお願いいたします。
ちなみにトレースの詳しいやり方は「リアルな絵を描く為のトレース方法」でも解説しています。
まずはプリントアウトした資料の裏面の目の部分だけをソフトパステルの白で塗りつぶします。目以外は大丈夫です。塗ったら指で粉をしっかり広げておきます。
※普通の白い紙を使う人は裏面を「鉛筆」で塗りつぶしてトレースして下さい。
次に、マスキングテープ(3か所)で資料と紙を固定して上から目の輪郭線をトレースしていきます。ちなみに鉄筆を使うとトレースが物凄くやりやすいですね。上の画像の鉄筆は私が長年愛用しているものです。もし購入希望の方は楽天で「レザークラフト DB両面鉄筆」で検索するとヒットします。500円~600円ぐらいで購入できますね。」
さあこれぐらいの感じでトレースできていればとりあえず良いと思いますね。
【初級者向け_パステル】「猫の目」の描き方
4.「実際の描写 前半」
それでは実際の描写に移っていきます。
まずは芯先をピンととがらせた黒で「黒目」や「その他の黒い部分」を一気に描いてしまいます。目はこの描き方で一気に黒をのせていく流れが効率的ですね。
私は目は基本毎回この流れで描いています。
次は白で光の部分を描いていきます。
再び黒で光の形を整えつつ、細部を描き込んでいきます。紙は描きやすいようにグルグル回して描きましょう。
さっぴつで浮いた粉をなじませておきます。さっぴつは絵の序盤の方で使うことをおすすめします。描き込みが進んだ中盤以降だと色をはぎとってしまいますね。
よ~く見ると目の光の中に水色っぽい雰囲気が感じられますので、適度な水色を選んで少し乗せていきます。再び黒で形を整えたり、濃さを足していって下さい。
やや茶色に近いぐらいの主張が強い黄土色で黒目以外の部分を一気に塗っていきます。指が入るようでしたら指で粉をなじませます。指が入らなければ綿棒やさっぴつで粉をなじませていきましょう。色がはがれてしまったらもう1度パステル色鉛筆で塗り直して下さい。
明るめのクリーム色で目の中の模様を描いていきます。再び指や綿棒、さっぴつを駆使して粉を刷り込んでいきます。
ここからは目尻のあたりを描いていきます。うっすら「赤茶色」の雰囲気があるのでまずは赤茶色を全体に乗せていきます。次にその上から「こげ茶色」を乗せて暗さをしっかり表現していきます。
目の下の方も少し囲うように塗っていきます。
【初級者向け_パステル】「猫の目」の描き方
5.「実際の描写 後半」
さあここからですが、あとはもう資料を見ながら適した色を乗せていけば大きな失敗はないはずですね。要所要所のパートだけいくつか画像を乗せておきます。
【初級者向け_パステル】「猫の目」の描き方
「まとめ」
いかがでしたか? たぶんそこまで難しいという感じはなかったかと思います。
おすすめの描き順は「黒い部分から描いていく」ということですね。他の色は資料を見ながらじっくり選んでいけば大幅に外れることはありませんね。
まずは広範囲に塗れるベースの色を敷いていき、その上から細かい部分の色を重ねながら微調整しつつ仕上げていくという流れがベストですね。
実はもっともっと色々なことをお伝えしたいです・・
fa-arrow-circle-rightパステル色鉛筆でも折れずピンピンに削れる鉛筆削り
fa-arrow-circle-right小指が入らないぐらいの狭いところの粉も簡単になじませるアイテム
fa-arrow-circle-right何度でも質問自由!!リンゴの描き方講座
・・等々
ただこのままブログ記事でお伝えしていくのも限界がありますね笑 文章を打つのも結構疲れますし、読む方もしんどくなってきますよね・・笑
そんなわけで「もっとリアルパステル画の技術をUPさせたい!!」とお考えの方は是非、以下のページをのぞいてみて下さい!!
超優良級の情報を無料でジャンジャンお届けしていますので!! ここまで読んで頂きありがとうございました!!