初めまして! フリーランスの画家をしているけいごと申します!!
今回の記事では「色鉛筆」で猫を描くの?いや○○の方が絶対最適!!」という意味深なタイトルの通り、笑
猫や犬やうさぎなど、毛並みの小動物を描くのにうってつけの画材を紹介したいと思います!!
その画材は「パステル」です。
「本当にパステルで描けるのかい?」と思われるかもしれないので、一応私のパステル画をいくつか掲載しておきます。
パステルと聞くと可愛い絵のイメージしか浮かばないかもしれませんが、全くそんなことはなくリアル系の絵も描けますし、先程もお伝えしたように毛並みの小動物を描くには打って受けの画材なんです!!
さらにパステルで描く時に大事なのが、描く流れを「パターン化」してしまうということなんですね。
そのへんを、初級者さんにもわかりやすいよう色々と解説していきます!!
4,5分で読めるようまとめておきました。そして最後に、「一気に画力向上したい!!」と考える方へ向けたご報告もありますので、是非完読して頂けると嬉しいです。
それではスタートします!!
パステルには「スティックタイプ」のものと、鉛筆型になった「パステル色鉛筆」の2種類があります。
この2種類を用途に分けて、適材適所で使用していきます。まあ制作上の具体的過ぎる話は今回は省きますが、
パステルの優れた特性だけ軽くご紹介するとパステルは、
・色同士を簡単にぼかせる
・指が筆になる
・重ね塗りが自由自在
・広範囲を一気に塗れる
・修正もしやすい
なので「時短」にもつながりモチベーションも維持できるので、初級者さんにも入りやすい画材というわけです。
粉は凄いですが笑
猫を描くには色鉛筆じゃない!!
「4つのパターン化」
冒頭で述べた「パターン化」についてお話していきますが、
まずは初級者さんが陥るマインドとしては、
「猫をリアルタッチで描いてみたいけど、毛並みって難しそう・・」
「前にペットの犬を描いてみたけど、全然描けなかった・・」
「参考書やYoutubeで研究してみたけど、その通りにならなくて挫折した・・」
というところかなあと思いますが、
毛並みの小動物をリアルタッチで描くには「描き方のパターン化」を身に付けてしまえば良いだけなんです。
私が絶対おすすめする「4つのパターン化」が
・毎回同じ紙を使う
・毎回同じ手順で描く
・連続して茶系の色合いの小動物ばかり描く
ということになります。
簡単に言うと、「ブレずに毎回同じことをやって体に染みつかせる」ということです。この単純な「型」を習慣化することがめちゃめちゃ大事なのです。
そこを「知っているか、知らないか」だけの違いがかなり大きいです。なので初級者さんも全く「才能」とかではなく、型にあてはめて描いていけば良いだけなんです。
そこさえをクリアしてしまえば、かなり描けるようになります。もちろん努力は必要です。
猫を描くには色鉛筆じゃない!!
「小動物はパターン化しやすい」
まず、「小動物」というモチーフはパターン化がしやすいです。
例えば風景画って海、山、川、建物があって朝昼晩と時間帯もまちまちなので、パターン化なんて中々できないですよね。
人物画も老若男女で肌とか、髪の質感も様々なので、描き方って違いますよね。
これを毛並みの小動物で考えてみるとリス、うさぎ、猫など、だいたいもうフォルムは同じなんですよね。
なので一度この描き方のパターン化を身に付けておけば、今後色々な毛並みの動物が描けるようになります。
少し練習すれば迫力ある「トラ」なんかも描けてしまいます。
先程もお伝えしたように、パステルで描く時に大事なのは描き方をパターン化してしまうことです。
猫を描くには色鉛筆じゃない!!
「なぜパステル?色鉛筆じゃだめ?」
さあここからは、「なぜパステルが適しているの? なぜ色鉛筆じゃだめなの?」といったあたりを、さらに深堀していきます。超重要です。
何度も言うように、複雑な毛並みをした小動物を表現するには「描き方のパターン」があって、単純にそれに落とし込むだけでかなりの部分を描けちゃうんです。
それを「知ってるか、知らないか」の違いがかなり大きいです。
そしてもう1つ重要な・・重要な点があります。
「以前に猫や犬を描いたけど、全く上手く描けなかった・・」という経験がある方、
その時の画材は「色鉛筆」じゃかったですか?
まず、普通の油性の色鉛筆にはろうそくの「ロウ」が含まれているので、つるつるして指では簡単にぼかせません。何層にも色を重ねてようやく理想の色に近づけます。
しかも消しゴムで消すと汚くなるので、ほぼほぼ一発勝負です。なので色鉛筆というのはTVで見るような「お手軽で簡単な画材」ではないんですね。
挫折するのも無理はありません。実は私も挫折した側の人間です笑
さらに色鉛筆画では小動物の顔の長いをヒゲを描く時は、描く前にあらかじめ「鉄筆」で筋をつけて、紙をへこませておく必要があります。
私も経験がありますが、描いている最中に「ちゃんと筋ついているのかなぁ・・」とか「どんな形になってるのかなぁ」とか、めちゃめちゃストレスを抱えながら描いていたのを覚えています。
これは正直、初級者さんには難しすぎる工程なんですね・・。
その点「パステル」なら、黒の上からでも簡単に「白」が乗ってくれますし、上書きもラクラクなので、
「層」になった毛並みを表現するにまさに打ってつけの画材なわけですね。
小動物の毛並みは、一番下の最下層にこげ茶色や黒などの「濃い、強い色」が隠れていて、そのうえに普通の茶色ぐらいがあって、最後の一番上にクリーム色や白など、光に当たった「明るい色」がきているケースがほとんどです。
これの逆は物理上ほぼありえません。
なので、上書きがサクサクできる画材が一番適している!という寸法になるわけです。従って「暗い色」➡「明るい色」の順に描いていけば、徐々に立体感のある毛並みに仕上がっていきます。
少し前に描いた真っ黒い犬がわかりやすいかなあと思いますので、ざっくり制作過程を掲載しておきます。
・まず始めは濃い色「黒」をベースに敷いて、
徐々に明るさを出しつつ、
完成となります。
猫を描くには色鉛筆じゃない!!
「決して色鉛筆を否定したいわけじゃない」
色々と「色鉛筆」の悪口的なことも書いてきましたが笑
私は何も色鉛筆を否定したいわけでもないですし、パステルを無理やりゴリ推ししようという気も全くありません。
パステルなら誰でも超簡単です!とも言いません。ある程度の努力は必要です。
一番お伝えしたいのは、
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毛並みの小動物をリアルタッチで描くなら、
選ぶべき画材は色鉛筆ではなく「パステル」です。
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ということだけなんです。
本当にこれを本心からお伝えしたいだけです。
今まで色鉛筆で悪戦苦闘して絵が嫌になってしまった・・という初級者さん、中級者さんに、
パステルという画材の扱いやすさをお伝えするのが、今回のこうざの最大の目的になります。
猫を描くには色鉛筆じゃない!!
「描き方動画講座」
ここまで読んできて頂いた方、本当にありがとうございます!!
最後にパステルで猫、犬、うさぎなど小動物をリアルタッチに描いてみたい!!という初級者さんの為に、
描き方をスタートからゴールまでまるっとまとめた「描き方動画講座」を私の方で作成しました。最後に宣伝になっちゃってすいません・・笑
めちゃめちゃわかりやすい講座になっておりますので、是非興味のある方は下のページをのぞいてみて下さい!
この記事を執筆している今現在なら「永年サポート」もつけておりますので、お早目のお申し込みがおすすめです!!
講座の中身
モチーフ1「犬」
このモチーフでは基礎編という要素に加え、「なるべく手早く毛並みの小動物を描く方法」にもスポットを当て、スタートからゴールまでを詳しく解説していきます。
主に肖像画の依頼を受けた時に、コストパフォーマンスを意識した「効率の良い描き方」にスポットを当てました。初級者さんでもハードルの低い講座となっております。
モチーフ2「ウサギ」
このモチーフは基礎編2として、背景を含めて手早く毛並みの小動物を描く方法について動画にて詳しくまとめています。
背景と背景に被る微妙な毛並みの処理の仕方について詳しくお伝えします。この猫を描ければ、今後応用でほとんどの小動物を描けるようになります。
モチーフ3「猫」
「リアル」に特化した講座になります。
このコンテンツでは細部をどれだけ描き込めるかが勝負になり、時間はそれなりにかかります。
なのである程度の忍耐は必要になってきますので、気力と体力が十分な時に取り掛かって下さい。
16本の動画で徹底解説!
手元のUPを映した動画形式での授業となります。動画が一番わかりやすいメディアになりますので理解がより深まると思います。
各モチーフにて最初の重要事項は音声で解説を入れております。その後は受講生の方の集中力を妨げないよう字幕での解説がメインとなります。
集中力を最大限まで引き上げた授業形態だと考えます。
動画講座で学ぶと・・
👉だいたいの小動物をリアルタッチで描けるようになる!!
👉依頼がもらえるペット肖像画家になれる!!
👉まだまだ競争相手の少ない「リアルパステル画」、SNSでバズるリアルパステル画家に!!
👉あなたの友人、知人の飼っている「猫」の絵をリアルに描いてプレゼントしましょう!!
👉身に付けた技術を動画サイトで公開して収入を得ることも充分に可能です!!
👉着色できることで絵が楽しくなり画家としての「確固たる自信」が身に付きます!!
👉「リアル系」を描く技術を身に付けたことで「可愛い系」、「ほのぼの系」などあらゆる分野に応用が利くようになり、画力の大幅な底上げが期待できます。「リアル系」は全ての画風につながります。
さらに、小動物をリアルタッチで描けると、間違いなく「絵の楽しさ」が加速します。物凄いです。実際私がそうでした。
収入面を考えても、ココナラ、Creema、SKIMA、SNS経由でペット肖像画の依頼を受けれる可能性がぐんと高まります。
画家紹介