「醜い」と言われた奇形の人1「猿のような女性」

出展:奇形全書

クラオ

 

1872年、ラオスのルアン・プラバンという村に生まれた上の画像のクラオはカール・ボックという人物によってヨーロッパに連れてこられました。

 

クラオは全身毛で覆われていて、足で器用に物を拾ったり唇がやけに突起していたりとまさに猿に近い容姿をしていました。またボックの調査によるとクラオの家族もまたクラオと同様の身体的特徴を示していたようです。

 

ただこのクラオは非常に頭がよく、数か国語を話すことができ、クラオと接した学者は「見た目に反して上品な娘」だと、とても感心していたとのことです。

 

世界各地で見世物小屋が栄えていた当時は、クラオのような「珍しい体」を持った人間は「金づる」と考えられていて、ボックのような欲深い人間たちが群がり、言葉巧みに誘いサーカス団に入団させていたようです。

 

「醜い」と言われた奇形の人2「顔が陥没した女性」

出展:奇形全書

出展:奇形全書

グレース・マクダニエル

グレース・マクダニエルの顔は「通常の顔」の形を留めていませんでした。目はまぶたの奥深くに陥没していて、巨大なあごの中にある口も開けるのが困難で、歯も不規則に生えていたそうです。

 

グレースは「醜い女コンテスト」で優勝し見世物小屋に入りました。グレースがその見世物小屋の舞台に登場するときに、司会者が「皆さんは彼女と同じ顔に生まれなくて良かったと神に感謝するでしょう」と言ってグレースを紹介していたようです。そしてグレースが観衆の前に登場すると、あまりのショックで気絶してしまう観衆も数名いました。

 

ただグレースは気立てが良く非常に男性から好意を持たれる女性だったようで、彼女に求婚する男性が後を絶たなかったということです。

 

グレースは若い男性と結婚し、一人の息子(掲載画像下段)をもうけました。

 

「醜い」と言われた奇形の人3「ひげの生えた女性」

出展:奇形全書

アニー・ジョーンズ

アニーは女性でありながら豊かなひげを蓄えていました。掲載した左側の画像のように6歳ですでに成人男性なみのひげが生えていました。

 

アニーは4歳で見世物小屋の舞台に出演し人気を博していました。しかし、デビューして数か月後に突然すがたを消しました。母親や警察が血眼になって探し、半年後にようやくある男に誘拐されていたことがわかり、場所を突き止め保護したということです。誘拐した男はアニーのひげで一儲けしようと企んだ結果、誘拐を思いついたとのことです。

 

見世物小屋に復帰したアニーはアイドル的な存在になり活躍をしました。しかしその後も度々、誘拐の被害に見舞われたそうです。

 

彼女は教養もあり、国王や皇帝にもしばしば面会を求められたようです。

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