鉛筆画コミュニティ

 

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鉛筆で背景をムラなくフラットに塗っていきます。

本記事内容をマスターしたら、「二度塗りした濃いめの背景」

も参考にしてみて下さい。

 

 

今回使用した道具は以下です。

9Bの鉛筆

シャーペン

 

意識するポイントは、

最初に理想の濃さを自分の中で設定しておく

鉛筆を寝かせてやや長めに持ち、筆圧を一定に保つ(強め過ぎない)

※追記:寝かせなくても筆圧を強め過ぎなければ大丈夫です。

手首のみを動かす

楕円(円)を描くように手を動かす

色を刷り込んでいくようなイメージを持つ

消しゴムを使わない

 

ということです。

 

それでは解説していきます。

 

補足

紙はケント紙を使用しています。その他の紙を使用した場合は本記事内容の再現性が低くなる場合があります。

 

描き方「ムラのない背景」

まず今回私は以下の男性の模写をしました。

照明の関係で少し黄色がかって見えますが、実際は普通の白いケント紙です。

右端と左上にうっすら枠線が見えると思いますが、この枠線の内側部分をできる限りムラのない感じでフラットに塗っていきます。

芯先が尖った9Bの鉛筆で耳の際の部分から塗り進めていきます。

さすがに際の部分は鉛筆を長めに持つとコントロールが難しくなると思いますので、こういうところは鉛筆を短めに持ち、塗り漏れがないよう円を描くようにしっかり塗っていって下さい。

こういう際を塗っていく場合はまず、耳の輪郭線を予め描いてしまうことをおすすめします。その方が後々、はみ出し等を修正する手間が省けますし背景の描写だけに集中できるようになります。

そして冒頭の意識するポイントでもお伝えしましたが、まず、最終的にどれぐらいの濃さに着地したいのか?ということを事前に頭の中で決めておくということが非常に大切な要素となってきます。

始めにこの設定をしないと、塗り進めていく段階でいつの間にか濃さにバラつきがでてしまい、そのことでムラの原因につながってしまう可能性がありますので注意が必要です。

(※私は元の写真の背景よりも3段階ぐらい薄い背景色を頭の中で設定しました。そして、両肩の上のあたりだけ、人物とのメリハリを出す意味で少し濃さを出していく感じで進めていこうと思います。)

塗り進めていくと、どうしても鉛筆の色が乗りづらい部分が出てきますので、

その場合はシャーペンで色を刷り込むように塗っていって下さい。

赤い矢印で示したように楕円を描くような感じで手を動かしていくとムラなくフラットな感じで塗ることができます。少し塗ればすぐに感覚をつかめると思いますので。

そしてここで重要なことは、ひじはなるべく動かさずに手首のみを動かすように塗っていくということです。

そうすることで筆圧が一定になり、きれいな平面を描けるようになります。

あくまで、「筆圧」で濃くしていくのではなく、「塗り重ねることで濃さを出していく」というイメージを持つことが重要です。

横や斜めの動きは絶対に入れないで下さい。その瞬間おかしなことになってしまいます。常に一定のリズムを意識して塗っていって下さい。

筆圧がかかりにくいように、鉛筆をやや長めに持って塗り進めることが重要です。

ムラなくうまく塗れていれば上の画像のような質感になるはずです。

絶対に消しゴムは使わないでください。消しゴムで思いっきり消してしまうと、その消し跡がほぼ確実にムラの原因となってしまいますので。

たまにうまく塗れていても、紙の繊維の関係や手の脂が付着したことにより、ポツっと黒い点のような濃い部分が表れてしまうことがあります。

そういう時だけ、練りゴムを少しつまんで細くし、慎重にチョンチョンと鉛筆の黒を吸い取るように消していって下さい。

画像が粗くて申し訳ないですが、右半分が塗れてきたので、最初に予定した通り右肩の上あたりを少し濃いめにしました。

基本は上記までで説明したことを意識して塗り進めていくというだけですので、時間をかけて繊細に塗っていって下さい。すぐに慣れると思います。

左側も塗り進め、完成です。左肩の上も少し濃さを足しました。

補足

補足ですが、塗った箇所をティッシュでぼかしてしまうと余計にムラっぽくなってしまう可能性があります。

 

過去に何度かやりましたが私はうまくいきませんでした。

 

ぼかしてもうまくできるという人はその方向で良いと思いますが、鉛筆画の初級者の人は、まずは描写のみでムラなく塗れることを意識してやっていって下さい。

 

 

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Profile
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Keigo
私は小さい頃から絵が好きでした。

そしてなぜか「夢」をよく見る性分でした。良い夢・・・悪い夢・・・一日で3話分ほど見ることもありました。

20代前半の頃から急に「不思議な人物」達が夢の中に登場するようになりました。

寂しげな表情をする老婆やうつむき加減の少女など・・・。

こうした夢の中に映し出された「不思議な人物」達を絵に投影しようと考え、現在の画風が確立されました。

29歳から本格的に絵の道を志し、イラストの専門学校の夜間コースに通い始める。当初はイラストレーターを目指していたが、自分本来の画風はイラストレーションには合わないことに気付き、38歳から本格的に鉛筆画をメインとした画家に転向し現在に至る。

夢で見た映像をできるだけ忠実に絵に投影するよう日々心掛けている。

鉛筆画、色鉛筆画をメインに描いています。

「リアルな人物の描き方」「人物画のアレンジ」を初級者の方へ伝えるべくコミュニティ「人物画創造所」運営開始。