絵の上達には曲線があります。その他のことでも同様だと思いますが。

 

その辺りを私の経験と照らし合わせつつ深堀します。

 

私は29歳から絵の道に進み始めたのですが、ずぶの素人というわけではなく、多少の画力ぐらいは持ち合わせている自信がありました。

 

昔から絵は好きでしたし、普通レベル以上には絵が上手いはずという自負がありました。

 

そういった一片のプライドを持ちつつ29歳から絵の専門学校に通い始めたのですが、すぐに打ち砕かれました。

 

意外にも周りのレベルが高く、私の画力など凡人以下だということがすぐにわかりました。

 

そこからは、自分を見つめ直し絵の基礎から学び始めるようにしました。

 

 

一年間の絵の基礎学習を経てからは割と作品ごとに画力の向上を感じることができました。

 

私はリアル系の絵を好んで描いていましたので、それなりのレベルで写実的な絵を描けた時は満足感を感じました。

 

しかし、度々スランプに陥りました。

 

その原因は上手く描けた次の作品は、前作の成功体験を悪い意味で引き継いでしまう為「油断」と「おごり」の気持ちが芽生えてしまい、

 

必ず失敗していたからです。失敗すると「自分は何て下手なんだ・・・」と落ち込んでしまい中々次の作品に進めませんでした。

 

そうして、数日間停滞した後、我に返り「しっかり描こう」と気持ちを一新し新作に取り掛かると、次の作品は必ず上手く描けるのです。

 

この繰り返しで徐々に徐々に・・・画力が備わっていきました。

 

誰しも理想とする成功曲線は頑張った分だけ右肩上がりで実力がついていくという曲線だと思いますが、実際は全くそんなきれいな曲線は描けません。

 

 

ボロボロになりながら、くじけそうになりながらそれでも頑張って続けた者だけがようやく理想の位置まで辿り着けるのです。

 

 

ただそれでは長い先を見続けてひたする修練を続けていかなければならないのか・・・と誰でもグッタリしてしまうと思います。

 

そんな時は、小さい成功体験を積み重ねていけばいいのです。例えば人の顔を描いているとして、鼻だけを物凄くしっかりリアルに描いてみるとか、

 

強い影の部分は思い切って10Bを使ってみるとか、そういった小さい成功体験につながる意識を毎作品で持つことが非常に大切です。

 

そして、小さい成功体験をすると、それがモチベーションとなる為、絵がどんどん楽しくなりやがては何年も絵を続けられるということになるわけです。

 

先を見過ぎると挫折の原因になりかねません、上手い絵を見過ぎるのもあまり良くないです。

 

一歩一歩進み、小さく成功していくことが大きな成功につながっていくはずです。

 

 

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