
主に鉛筆で人物を描いてきたKeigo Nです。
今回は、鉛筆画初心者の人が序盤でつまづかないよう、「精神的に自分を波に乗せる為の簡単な2つのコツ」について解説していきます。
簡単であり重要な2つのコツになります。2、3分で完読できるかと思います。
今回は基本となる画材「鉛筆での人物模写」に焦点を合わせ解説していきます。
ちなみに実際の「人物の描き方」に関しては下の記事で解説しています。
自分を波に乗せる2つのコツ1「気づき」を常にメモっておく
例えば鉛筆で人物の模写をしていたとして、
「こうやれば質感をうまく表現できるなあ」とか
「こうすると下手に見える・・・」とか
あなたが実践で知り得た確固たる「気づき」というものがどんどんたまっていくはずです。
その「気づき」は参考書にも載っていない「あなたにしか知り得ない最強の武器」となります。
おそらく3作品でも真剣に「模写」と向き合えば細かな気付きが相当はたまるはずです。
ただ、多くの初心者の人はその気づきを「記録として残しておく」ことの重要性、利便性に気付けていないように感じます。
例えばこんな経験はないでしょうか?
「あれ・・・前作は肌がうまく描けたのに、今回はなんで肌がうまく描けないんだろう・・・前はどうやって描いたんだっけなあ・・・」
私はこんな経験がしょっちゅうありました。
こうなってしまう原因は・・・
fa-forwardうまく描けた時の状況をまだ体が「把握」「記憶」できていないから
ということになります。
まさに「初心者の人に起こりうるケース」ということが言えると思います。
それならば、「今まさに上手く描けているぞ!」というその瞬間の、
fa-arrow-right鉛筆のとがり具合は?
手の動かし方は?
fa-arrow-right何を使ってぼかしたか?
fa-arrow-rightぼかした時の力加減は?
等々、その時の状況をすぐにメモに残しておくようにすると良いと思います。そうすると後に記憶として簡単に呼び起こせるようになります。
これが「気づきを常にメモっておく」ことの重要性と利便性になります。
かなりの時間効率化も見込めようになることでしょう。
自分を波に乗せる2つのコツ簡単なコツ2「影と光がハッキリしているモデルを選ぶ」
「強い影、強い光が当たったモデル」を選ぶと、描写の強弱が付けやすくなる為、圧倒的に描きやすくなります。
人間の目というのは、違いがハッキリしている物の方が「境目が認識しやすくなる」為、形自体を捉えやすくなるのです。
「うっすら影が当たっている繊細な肌」を描くのは色の加減が難しくなる為、非常に描きづらいと思います。私もそうです。
それならば、まずは「描きやすいモデル」を意図的にチョイスし、単純に「うまく描ける確率」自体を上げていけば良いのです。
そして、絵を描いていく上でこの「うまく描けたぞ!」という「成功体験」をすることが何よりも大切な要素であり、
その成功体験こそが絵を描くパワーの「源泉」となってくるわけです。
まとめ
挫折してしまっては、全てがそこで終了となってしまいます。
私の「偏った考え方」になってしまうかもしれませんが、
「絵」というのは、とりあえず「目先の小さな成功」を都合よく追っていって良いものだと思うのです。決して努力をしなくていいというわけではありません。
「うまく描けた!」というプラスの思考があってこそ、絵に対するその後の探究心が湧いてくるはずですし、
何より「成功までの入り口をうまく辿っていく」ということが非常に大切になってくるのだと思うのです。
結局は「自分をどう波に乗せていけるか」、これこそが絵を描いていく上での最も重要なマインドなるのだと私は考えています。
ご参考までに。