私はかつて、2か月ほど警備員の仕事をしていました。

 

率直に言わせてもらえれば地獄の2か月でした・・・。

 

私にとって「警備員」という仕事は「人生最悪の苦い仕事」として胸に深く刻まれています。

 

確かに、警備員という仕事に誇りをもって取り組んでいる人もたくさんいると思います。私も現に「この人はかっこいいなあ」と思える人と何度か一緒に組んで仕事をしたことがありました。

 

ただそれでも、私にとって「警備員」という仕事は2度とやりたくない仕事No.1として未だに君臨しています。

 

そこで、今回あえて備忘録として当時の苦い警備員時代を振り返ろうと思います。

 

 

苦い現場「河口湖にて」

 

真冬の朝6時、河口湖駅付近のバス停にてベテラン警備員さんと待ち合わせて一緒に現場に向かうという日がありました。

 

その日に限って地獄のように寒い朝でした。さらに山からの冷気がしとどに流れてきて、極寒という言葉では表現できない程の世界でした。

 

待ち合わせのバス停を見つけ、近づいていくと同じ制服のズボンを履いた初老のベテラン警備員さんを見つけました。

 

顔は典型的な昆虫系の顔をしていました。(※以下「昆虫」)

 

冷え切った体と心にムチを打って、いつもより1.5倍テンション高めに「おはようございますっ」と昆虫に挨拶を告げると、

 

「君は、入社してどれぐらい?」と返す刀に聞かれました。普通は「おはようございます」の後は「おはようございます」が返ってくるはずです。

 

私は心の中で「おっと・・・これは・・・」と苦々しいものを予感しました。私は何とか我に返り「まだ1か月ですね」と答えると、

 

昆虫は無言で眉間にシワを寄せ、思いっきり首を横にかしげました。

 

強引にアフレコを入れるならば「はあ、まじかよ・・・」といったところでしょうか。しかし、当然私にとってはなぜそんな苦い表情をされたのか全く分かりません。

 

朝っぱらからもめるわけにもいかず、その場はやり過ごしました。

 

 

結局、その後は事務的な会話を2,3しただけで、昆虫とは和やかな話は皆無でした。

 

 

寒さが毛穴を通じて伝わってきた朝でした。

 

 

現場についてからはさすがに昆虫も細かな支持をしてくれました。そして、現場に配置されてからは、気持ちを切り替え仕事に臨みました。

 

 

時間が経ちある程度雰囲気もつかめたかなあと感じてきた矢先、今度は建築作業員たちにゴリゴリにこきつかわれ走り回るはめになりました。

 

 

重機の騒音で支持が聞き取れなくて、何度か聞き返すと「だからよ~!!」と理不尽に怒鳴られまくりました。

 

 

この時点で、警備員を辞める最後の日というのを鮮明に頭に思い描くようになりました。フリーダム・・・。

 

 

その後は、何とか額に汗して一日を乗り切りました。

 

業務も終わり、詰め所で身支度をしていると、昆虫から朝の首傾げ事件の真相が放たれました。

 

大した落ちではありませんが、昆虫は支社の方に「絶対にベテラン警備員を現場に寄こしてくれ」とお願いをしていたそうです。

 

 

しかしいざ蓋を開ければ私のようなペーペーが来てしまったものだから、あきれ返ってあんなあり得ない角度に首を傾げてしまった、とのことでした。

 

了解です・・・。

 

 

 

 

この一月後に晴れて警備員の仕事から卒業することができました。

 

 

今思えば、それなりに良い経験に・・・いや、なりません。

 

「苦さ」のみ感じた2か月間でした。

 

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