ペン画を描いている人なら必ずと言っていいほどインクをペン先からポタっと垂らしてしまった経験があると思います。

 

このような時、白いインクや修正液で修正しても元々の紙の白さとマッチしない為、どうしても違和感が残ってしまいます。

 

また別の方法として垂れた箇所によってはうまく何かの模様に変化させたり、あえて他の部分にも垂らしてまさにインクが垂れた雰囲気にもっていったりと強引なやり方もありますが、それも作品自体の完成度を下げてしまうことに直結してしまいます。

 

そうなってしまうと「このインクの液だれを完璧に消せたら・・・」と到底不可能な願望が沸きあがってくることと思います。

 

しかし、そんな時に奇跡を起こしてくれるのが「ステッドラー 鉛筆型ハケ付き字消し」です。

 

「ステッドラー 鉛筆型ハケ付き字消し」

 


この消しゴムは普通の消しゴムとは違い非常に高度のある消しゴムです。砂消しゴムを使ったことがある人ならイメージが沸くと思います。形も鉛筆型になっているので握りやすく力を入れやすいです。

 

また先端部分が黒く汚れたら鉛筆のように鉛筆削りで普通に削れるという優れものです。値段も安価ですし何度もこの消しゴムには助けられてきました。

 

液体のインクを消しゴムで消せるのか?と疑念を抱く人もいると思いますので、これから実際に「ステッドラー 鉛筆型ハケ付き字消し」を使ってインクが消せるかどうか検証していきます。

 

注意

まず基本的なところでこのステッドラーは先述した通り硬度がある消しゴムなので「インクを消す」というより「紙の表面を削る」という表現の方が正しいです。

 

よって普通の画用紙のような厚みの無い薄い紙では穴が開いてしまう可能性がありますが、これに関してはどの程度のインク量を消すかにもよるので一概には言えない部分もあります。

 

よって今回は厚さ1mmの「museイラストレーションボード(ケントボード)」に直径2mm程の黒いインクを垂らして検証してみようと思いますので今後の参考にしてみて下さい。

 

検証「インクの液だれを完璧に消す」

よくあるケースを想定して直径2mmぐらいのインクを垂らしてみました。

 

 

まずインクを垂らしてしまったら焦らずティッシュをこより状にして出来る限りインクを吸い取りましょう。

 

 

ドライヤーを当て完全に乾いたら、ステッドラーの消しゴムで円を描くように消していきます。この時、消しゴムの先は少し丸みを帯びてるぐらいの状態の方が消しやすいです。

 

 

始めは「あれ・・消えないなあと」思うかもしれませんが根気強く消していきましょう。

 

 

数分経過すると徐々に消えてくるのがわかります。

 

 

消しカスが相当出るのでこまめに練りゴムで吸着させて再び円を描くように消していきます。

 

 

ほとんどインク跡が消えてきました。この時点で7、8分経過しました。

 

 

開始から10分程で完全にインク跡が無くなりました。

 

ちなみにアクリル絵の具の付着も大量でなければこのステッドラーで完璧に消せることを確認しました。おそらくその他の画材でも少量なら完璧に消せるのではないかと思います。何と言っても紙の表面を削っていますので。

 

ただ、やはりインクは「垂らさないように気を付ける」というのが先決ですが・・・。

 

豆知識:インクがドロドロに・・・

ペン画を描く時はどうしてもインクの蓋を長時間開けっ放しにして描いていくと思いますが、それが長期に渡ると少しづつほこりやゴミが混入していって、インクがドロドロの状態になってしまうことがあります。経験がある人もいるかと思います。

 

私も以前、久しぶりにペン画を描こうと思いペン先をインクに付け線を引いたところ、全くインクが伸びない・・といったことがありました。インクを触ってみるとドロドロに粘度を帯びていました。まだインクが大量に残っていたのでかなりもったいないことをしました。

 

それを防ぐためにも、インクを別の小瓶やベストな容器に少量移し替えてから使うことをお勧めします。その際、スポイトがあると非常に便利です。

 


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