古代から「肥満」の人々は、好奇の目にさらされていました。

 

当時、奇形の人達が自分の体を披露することでお金を得る「見世物小屋」という興行が世界各地で行われていました。そして極端に太った異常肥満者たちも度々、見世物小屋に出演し自らの体を民衆の前にさらしていたようです。

 

古代ギリシャの哲学者プラトンもまた肥満に苦しんでいました。

 

 

そして今も昔も肥満者が早死にしてしまうのは一緒のようです。今から約100年~200年前に「肥満であること」で名をはせた5人の肥満者がいました。

 

肥満者1 「病院に入れなかった男性」

出展:奇形全書

ロバート・アール・ヒューズ

アメリカ、イリノイ州で生まれた彼は、6歳ですでに92キロの体重がありました。10歳で170キロ、思春期には300キロに到達し、30歳ではマックスの534キロにまで体重が増加しました。

 

ウエストは3.4mもあったそうです。

 

彼は数年前に患った心臓病が悪化してしまい、家族の強い勧めで病院に入院することになりました。

 

しかし巨体が邪魔をして病院のどのドアからも入ることができず、病院側も悩んだ結果、中庭にテントを設営しそこに彼専用のベッドを作り治療をしたそうです。

 

しかし懸命の治療もむなしく、彼はその後すぐに息を引き取ったそうです。

 

肥満者2 「脂肪で命が助かった男性」

M・スポナー

体重335キロのイギリス人男性、M・スポナーは1724年当時もっとも太った男として注目を浴びていました。

 

そんな彼はある日、市場に出かけたところユダヤ人商人と喧嘩となり、怒り狂ったユダヤ人商人は刃渡り10cmもあるナイフでスポナーの腹部を刺しました。

 

しかし、彼の腹には何と15cmもの脂肪が詰まっていたようで、その脂肪が壁となりナイフが内蔵へ到達するのを防いだということです。

 

肥満者3 「自宅で死亡した男性」

ジョニー・アリー

1887年当初、体重が562キロあったジョニー・アリーが世界一太った男性として認知されていました。

 

彼はノースカロライナ州の小さな木造の家に暮らしていましたが、ある日、家を訪ねた友人が木の床を踏み抜いて脇のあたりまで穴にはまってしまったジョニーを見つけました。

 

しかし、彼はすでに死んでいました。穴から何とか抜け出そうと必死にもがいた結果、体力を失い呼吸困難に陥りそのまま息を引き取ってしまったということです。

 

肥満者4 「寝返りが打てず死んだ女性」

出展:奇形全書

ベイビー・ルース

1906年にインディアナ州で生まれたベイビールース、本名ルース・スミスは体重407キロもの巨漢を引きずって、体重300キロある母親と共にアメリカ中を回り見世物小屋に出演していました。

 

彼女も先述したジョニー・アリーと同様、家の床を踏み抜いて穴にはまってしまいましたが、運よく巻き上げ機がついた滑車のような機械で救助されたようです。

 

しかし、やはり肥満の人の末路は悲しいものです。

 

元々内臓に腫瘍があったルースはその腫瘍を摘出する手術を受けることになり、その手術後に気分が悪くなり昼食で食べたものを全て吐き出してしまいました。

 

吐き出したはいいものの、407キロという巨漢のせいで寝返りが打てず吐き出したものが喉につまり、そのまま窒息死してしまったということです。

 

肥満者5 「人類史上最重量の男性」

出展:奇形全書

 

上の写真は1937年に「ル・シエークル・メディカル」という雑誌に掲載された写真です。

 

この写真に写る男性は、フランス人のM・レモンという男性で、彼は死亡時622キロもの体重があったようです。

 

この計量が正しければ、人類史上最重量の記録ということになります。

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