
私は絵描きです。11年間、絵に狂い努力を継続してきました。
興味のある人はこちらの記事も読んでみて下さい。
努力は私の人生を豊かにしてくれます。時にシンドイ気持ちもありますが。
絵において努力を継続することの利点は、
・技術があがる
・経験が蓄積される
・安心感を得られる
上記の通りです。
■技術が上がる
当然、努力を継続すれば技術が上がります。どんどん絵が上達し楽しくなります。
さらになるべく早い段階で一つの画材に決めて絵を描いていけば、自ずとあなたが理想とする絵に近づいていきます。
この辺りの話は以下の記事で解説しています。
逆に努力無くして上達はあり得ません。シンプルな話です。
■経験が蓄積される
当然、経験の全てが蓄積されていきます。
例えば「鉛筆」という画材をある程度マスターしてしまえば、その経験から「色鉛筆」にもスムーズに移行ができるわけです。
いきなり色鉛筆から入るのとでは天と地ほども差があります。
また理想的ではないですが、例えばピタッと努力することをやめたとしても、今までの努力が資産として残っていますので、
場合によっては今までの蓄積だけで満足いく絵が描けるという場合もあるわけです。
■安心感を得られる
これは少し個人の見解かもですが、努力を継続していると何というか、
「今自分はさぼらずしっかり生きているぞ、絵を頑張っているぞ」という
安心感を得られるのです。そしてその安心感がさらなるやる気へとつながるのです。
安心は精神衛生の根本です。
■的外れな努力は裏切る
努力を継続することの利点については上記の通りですが、
「闇雲な努力」はもちろんあなたを裏切ります。なぜならその努力が的外れだからです。
極端ですが、ピッチャーがバッティング中心の練習をしてもほぼ意味がないわけで、道筋に沿った努力こそが「真の努力」となるわけです。
また的確な努力をしても、ある工程が抜け落ちると努力は平気で裏切ります。
例えば「アクリルで重ね塗りの練習を頑張っているがうまくいかない・・・」と息詰った時、
それは「重ね塗りに挑戦し始める」から「重ね塗りをマスターする」までのサイクルの中で重要な工程が欠落しいている為、サイクル自体が正常に機能していない可能性が高いと思われます。
おそらく下記のようなサイクルになっているのではないでしょうか。
「努力⇒失敗⇒再度挑戦⇒失敗・・・」
これでは、負のサイクルです。
確かに、このサイクルでも何十回と繰り返せばいずれうまくいくかもしれませんが、非効率過ぎる為、挫折に直結してしまうことが考えられます。
そこで上記サイクルに「失敗の原因を考える」という工程を挟んでやると、
「努力⇒失敗⇒失敗の原因を考える⇒再度挑戦⇒成功」
という正のサイクルに変化していくわけです。
■努力の継続は「環境」が全て
努力を継続するには、「自分を波に乗せる環境を作ること」これが全てだと思います。絵以外のことでも当てはまるでしょう。
普段の生活に絵を溶け込ませルーティン化させてしまえば、それがあなたにとっての最適な環境となります。
また、絵を上達させる為には「間を空けず短いスパンで描いていく」ということがとても大切な要素となってきます。
単純に、間を空けすぎると感覚を忘れてしまうからです。
環境を整え、的を得た努力を継続する、これさえできれば確実に画力が伸びていきます。
「環境を整える」
「的を得た努力を継続する」
この二つの要素を兼ね備えているのがまさに絵画教室です。
忙しい人はオンライン絵画教室という選択肢もあります。
時間とお金に余裕がある人は専門学校(場合によっては夜間コース)に通えば最強です。
「上達の本質」を考えても、熟練者からの直接指導に勝るものはありません。
■努力がしんどい時
努力がしんどい時は、地道に絵を描き続ける大変さと、それをしなかった時に訪れる未来を比較して考えてみれば、
自然と向かうべき方向も見えてくるのではないでしょうか。
時には無理し過ぎず、細く長くでもいいので努力を継続していくことが大切です。