
絵がうまくなる為には時に、
「絵を描く自分を客観的に捉えてみる」
という考え方が大切になってくると私は思います。
「どのような環境に身をおけば絵がうまくなるか」
「どうすればモチベーションを維持しつつ楽しく絵が描けるか」
「どうすればこれから継続して絵を描き続けていけるか」
そういった「描く」以外の土台部分を固めていくことも非常に大切な要素になってくるだと思うのです。
そこで、主に絵の初心者の人達に向けて「描く以外の3つの重要な土台作り」についてお伝えしていきたいと思います。
土台1 「情報」は自らつかみとる
絵の上達には努力や継続の他に「情報」というものが欠かせないと私は考えています。
なぜなら「情報」をつかみとることで絵描きとしての技術の幅が格段に広がるからです。
例えば、今では「PATREON パトロン」(有料)というシステムを使うことで、あなたが尊敬するアーティストが使う「道具」、「特殊な描き方」等の有益な情報を知ることができます。
(※全てのアーティストが情報を開示しているとは限りません。)
だいたい、そのアーティストのWebかyoutubeチャンネルからパトロンの申し込み画面にいけるはずです。
私も過去に、月10ドルで海外アーティストのパトロンになり、とてつもなく有益な情報を得たことがありました。
「こんな道具があったのか・・・」と嬉しい驚きを当時は感じました。
基本的に「貴重な情報」というものは簡単には手に入らないものです。当然、誰しも真似されたくないからです。
しかし、少額のお金を払うことでそういった貴重な情報もどんどん手に入る時代になりました。
時代の波に乗りつつ有益な情報を得る、これが画力向上のスピードを加速させるのに非常に効率的な手立てだと私は考えています。
たまに親切にSNSで情報を開示してくれているアーティストもいますので、コメント欄なども含め細かくチェックしてみると有益な情報が見つかるかもしれません。
自分でつかみとった「情報」というものは必ずあなただけの強みになるはずです。
土台2 「ルーティーン化」の重要性
学びをルーティーン化させるということです。ルーティーン化し継続できれば凄まじい画力が身に付きます。
ルーティーン化に適していてかつ、一番シンプルな絵の上達方法は何と言っても絵画教室に通うということです。熟練者が上達までの道筋を明確に示してくれます。これ以上の上達方法は他にないと思います。
例えば最初の段階で「週に2回は絶対絵画教室に通おう」という感じで決めてしまえば徐々にルーティン化されます。さらに期間を3か月間と設けてしまうのも一つの手だと思います。
実際、私も週2回の3か月間だけ絵画教室に通いアクリル画を学びました。一応その頃、最後に描いた絵を掲載しておきます。
ちなみにアクリル絵の具は経験ゼロからのスタートでした。
現在、美大や絵の専門学校に通っているという人は授業のカリキュラム通りにやっていれば自然とうまくなるとは思いますが、
別の本職をやりながら絵を学んでいるという人たちにとっては、普段の生活の中でうまく絵を描く時間を確保し、日常生活に絵を溶け込ませるという考え方が必須になります。
もし絵画教室に通うのが困難だという人は「オンライン絵画教室」がおすすめです。
オンライン絵画教室とはパソコンとインターネット環境さえあればいつでもどこでも絵が学べるという画期的なシステムです。
興味のある人はこちらの記事を合わせて読んでみてください。
無理なくルーティン化させることができれば、100%絵がうまくなるはずです。少しのやる気があれば全く難しいことではありません。
土台3 「絵描き仲間を増やすこと」の重要性
絵を続けるためには何より「モチベーション維持」が必要不可欠です。その為にはまず、同じ志を持つ絵描き仲間を増やして刺激をもらうのが一番です。
おすすめの方法はFacebookのアートグループに加入するという方法です。FaceBookの左側のメニューのグループから「アート」「絵」などで検索すればあなたの好みに合ったアートグループが見つかります。
もちろん一人で何グループも加入できますので、気に入ったアートグループがあればどんどん申請を出してみてください。
そして、アートグループに絵を投稿すると、すぐさまいいね!等の反応をもらうことができますのでモチベーション維持には最適です。
またコメントもつきやすく幅広い年代の人達と交流を持つこともできます。展覧会開催の情報もちょくちょく投稿されますので、会場が近隣の場合は実際に足を運び、直接アーティスト仲間と交流を持つということも可能です。
時にはFaceBookのDMから「あなたの絵が欲しい!」という依頼がくることもあるようです。
まとめ
絵はとにかく「長く続けること」が最も重要だと考えます。
辞めてしまってはそこで全てが終わりになってしまいます。そうならない為にも、
「自分を客観的に見て、うまく波に乗せる」
ということが必要不可欠になってくるのだと思います。絵は絶対に楽しいものだと確信を持って言えますので、
息詰まった時はもう単純に、いかに楽しく描けるか、いかに楽して描けるかだけを考えても良いのだと思います。そうすれば自然と肩の力も抜けてくるはずです。
その後、再びいつものリズムを取り戻せるようになったら、その時は気合の入った大作に挑戦してみれば必ず良い作品を生み出せるようになるはずです。