腸のようなものを鉛筆で描いていこうと思います。
グロテスクな絵を描きたい人は参考にしてみて下さい。

使う道具はこちらの4つです。

 

  • シャーペン
  • 10Bの鉛筆
  • 練りゴム
  • 腸詰めの資料

※資料の参考サイト
ptohoAC O-DAN 写真検索さん 足成

 

※補足
個人的に鉛筆画の魅力は「濃さ」だと思っているので、常に10Bの鉛筆を使用しています。筆圧を弱めれば十分「濃さ」の調節もできますので。

 

意識するポイント作業工程の中で解説していきます。マークがついている所がポイントになります。

 

描き方「腸のようなもの」

まず資料を参考に垂れ下がった腸のアウトラインをシャーペンで描いていきます。

あまり直線過ぎる形にすると腸の不気味さや面白みが出ないので適度におうとつを付けていきます。また一本一本で前後の奥行きを出していくので重なり合う感じを意識して描いていきます。

 

アウトラインが決まったら10Bの鉛筆で改めてアウトラインを濃い目に描きます。最初に描いていくのは一番前面に位置している一本から描いていきます。両サイドに影をつけながら形を描き込んでいきます。一番前面に位置しているものから描く方が後々うしろにある腸との奥行きの関係がつかみやすくなります。

 

びれている部分に影のラインを入れていくと後々腸の面白さが出るので非常に効果的です。始めのうちはふわーっと描いていく感じで大丈夫です。

 

次に綿棒でぼかしていきます。綿棒でぼかすことでブヨブヨっとした質感が後々でてきます。
必ず横の動きで綿棒を引いていってください。

 

全体的に綿棒でぼかしていきます。

 

次に中央部分を練りゴムで押し当てて光が当たっている感じを表現していきます。

 

正面から光が当たっている感じになれば大丈夫です。

 

次に今描いた腸より後ろにある腸を同じ要領で描いてきます。後ろにあるので今描いた腸より影を強めに描いていきます。

 

前後関係をしっかり意識しながら何本か描いていきます。何本か描いていくとそれぞれの腸の輪郭線がぼやけてくるので10Bの鉛筆でしっかり濃いめに輪郭線を描き直していきます。

 

腸が入り組んだ箇所は思い切って影を強くするとグッと奥行きがでます。

 

端に位置している腸はあえて左側だけに影を描くとその他の腸との形状の違いが表現できるので腸全体の質量が増します。

 

一本一本の前後関係と光と影を意識しながら描いていきます。

 

先程も述べましたが、入り組んだ箇所は影を強く描くと奥行きの面白さがでます。

 

最後に細部を整え完成となります。不自然だなと思う箇所があれば資料を見ながら修正して描き直してみて下さい。一度描けば全体的にコツをつかめますので。

 

参考例

腸単体で絵を描くことはあまり無いと思いますので、人物画に取り入れるなら髪の毛等に模して描くとグロテスクさがより増すと思います。一応、私はこんな感じの取り入れ方をしました。参考までに。