
私は少し前に40歳になってしまったアラフォーど真ん中の鉛筆画家Keigo Nです。
40歳と言えばもう世間一般的には落ち着く歳ですが、私は逆にパワーがみなぎってきます。
その辺の話は以下の記事でお話しています。
要は「無謀な自信」というものが私を突き動かしているからです。
「画家になりたい!」ではなく「このままいけば自然と画家になるだろう」という内からにじみ出るような「自信」・・・
それを勝手に無謀な自信と私は呼んでいます。しかし・・・本当のところは・・・しんどい瞬間もあります。
「色々と頑張ってはいるけど、本当にうまくいくのだろうか・・・」、そんな不安感がよぎる時もあります。
やはり着実に押し寄せる「年齢の波」には抗えないなと感じる部分もあります。体力と共に精神力も衰えてきています。
そして、やはり親のことがあります。もう父は80歳になってしまいました。早く「絵である程度収入を見込めるようになってきた」という
良い報告をしたいなという焦る気持ちが日に日に強くなっていきます。絵の方もうまくいったり、うまくいかなかったりの繰り返しです・・・。
夢が近づいているようで、実は遠のいているのでは・・・という錯覚も時に覚えます。人生とは本当に・・・うまくいかないものです。
笑ってしまうほどに。
しかし、私はそんな時こそある種「前向きな逃げ」とでも言いますか、都合の良い精神状態に持っていくような時があります。
それは、「まあ、いつものことだ、うまくいかなくて当たり前だ、気楽にやろう」という半ばやけくそ気味の諦め精神のようなものです。
押して駄目なら、とことん引きまくってやろうという奇策です。まあ奇策という程でもないですが。
要は、気持ちの方向を一旦嫌な方向からズラすというやり方です。このような気分の転換をすると・・・
結構、気楽になれます。とことんまでどうでもいいやと思えば、人間単純にできていて、自然とそっちの方向に気持ちが傾いていきます。
疑う人は一度試してみて下さい。
よくベストセラーになる啓発書なんかで「今の気持ちを紙に書き写すことでスッキリする」とか色々と具体的な方法が書かれていますが、
実際にそれらを試してみると良いと思います。色々試せば自分に合う方法というものが必ず見つかるはずです。
落ち込んだ時はとにかく嘘だと思って色々と試しまくることです。何か策を講じれば「小さな打開策」は必ず見つかるはずです。
今、私はこの文章を書いていて、幾分気持ちがスッキリしている自分がいます。
人間、最後は皆死にます。ということはつらい時はもう都合よく気持ちをズラせば良いのです。