今では本当に後悔している・・・。
脳に悪夢が刻まれた・・・。

・・・。

・・・。

・・・。

 

 

 

若い頃に色々な体験をしました。
楽しいこと、そうでないこと。

 

「若い」ということは決して良い側面だけではなく、無知で愚かだと感じます。

 

あの時ああしておけば・・・。
あの時あんなことを言わなければ・・・。

 

色々と後悔がある。

色々なことがあり・・・。

色々と失敗してしまった・・・。

・・・。

・・・。

地獄のような悪夢

20代前半の頃から、慢性的な中程度のうつ状態に悩まされました。典型的な「何事にもやる気」が出ないという状態です。

 

当然働けるような状態ではなく、それほど衝撃が強かったのです。体と共に脳も重くなったような気分で本当に辛かったです。その後も数年間うつに悩まされました。

 

ただこのうつに関しては、普段の生活の中で多少の波があり、工夫しながら何とかごまかすこともできました。

 

が、うつ以上に悩まされたのが・・・

 

悪夢でした・・・。

 

ある時期から急に寝付けなくなり、ようやく浅い眠りに入ったかと思うと強烈な悪夢に襲われるようになり、ほぼ毎日恐ろしい夢を見ました。

 

夢の内容は多種多様、

・自分がイボのような突起物に覆われる夢

・肛門からゴキブリが入り込む夢

・体がマダラの物体に侵食され無表情で朽ち果てていく老婆の夢

・顔面に女性器がある奇形の女に襲われる夢

・意味不明な手術台に乗せられ麻酔無しで腹を切り刻まれる夢

 

夢は不思議なもので肉体的な痛みも感じます。経験がある人は共感してくれるだろうと思いますが。

 

そんな毎日が続きピーク時には眠いのに眠るのが怖くて、その恐怖心からまたうつに拍車がかかるという完全な負のスパイラルに陥いりました。
まさに生き地獄でした。そんな強烈な悪夢が数ヶ月続きました。

 

悪夢から得たもの

精神の限界が訪れつつありましたが、色んな人の支えもあり何とかうつと悪夢を克服し元の自分へと戻ることができました。

 

今思うとあのまま悪夢にうなされ続けていたら、自ら命を絶っていたかもしれません。
本当に愚かだったと10数年経った今でも思います。貴重な人生の数年間を棒に振ってしまったのですから・・・。

 

ただこの経験もある意味貴重な経験と捉え無駄にせず前向きに生きていこうと方向転換することにしました。

 

時が経つにつれてほぼ以前と変わらない日々を過ごせるようになりました。絵にもより一層打ち込むようになり、充実した日々を送れるようにもなっていきました。

 

しかし、ふとした時に今度はまた違った意味でおかしな考えが頭をめぐるようになっていきました。

 

それは「今までに見た悪夢の映像をどうにか記憶に留めておきたい」というものでした。

 

この辺りが生まれつき狂っている証なのでしょうが、これは性分なので変えられません。

 

おそらく、苦しみが強かった分、あの地獄の期間で見た悪夢の映像を強引にでも「貴重な物」として捉えたかったからなんだと思います。

 

そこで普段からライフワークとしている絵に悪夢を投影しようと考えました。できるだけ忠実に悪夢を思い出しながら。

 

不思議なもので夢にはすぐ忘れる夢、少しだけ覚えている夢、かなり覚えている夢と、記憶の度合が様々あると思うのですが、幸いにも悪夢に関しては今でも恐ろしいほど鮮明に覚えています。「幸い」と言えるのかどうか・・・。

 

とにかく私の描きたいものと悪夢を融合させることで現在の画風が確立されました。

 

悪夢から生まれた絵

 

 

悪夢が無ければ私の絵は生まれませんでした。

 

 

そうやって描いた絵はよく見るありきたりな絵ではなく、人が目を背けてしまうような狂った絵になるはず、確実に私にしか描けない絵になるはず、「必要とされる絵」じゃなくてもいい、魂さえ込めればそれが自分自身を投影したものになるのだから。

 

 

自らの苦しみを絵にする画家がいても時には面白いと思う、人と同じような絵を描いてもつまらない。

 

もっと狂いたい・・・これからは絵の中で。

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