私は色々な画材を使ってリアル系の絵を描いてきました。悪く言えば色々な画材に手を出してきてしまった・・・ということになるのですが。
その辺りの話はこちらの記事で解説していますので合わせて読んでみて下さい。
ただその中でもアクリル絵の具にはそれなりに力を入れてきました。絵画教室にも通いました。
一応、アクリル絵の具で描いた作品を掲載しておきます。ジョージ・ルーカスです。
アクリル絵の具初心者の人がリアルな絵を描く時に初めの練習として最適な「おすすめの素材」というものをいくつか紹介していきます。
ちなみに素材自体の入手はO-DANというフリー画像サイトが圧倒的におすすめです。
リアルな絵 素材1「皮ジャン」
アクリル絵の具でリアルな絵を描く為には、「重ね塗り」という技術が必須になってくると思われます。
ただアクリル絵の具の初心者が一番つまずきやすい最初の壁がこの「重ね塗り」です。
混色した色を何層にも重ね、ふわ~っと色が浮き出てくるような風合いを出すのは中々難しい作業です。
そこで、初めの入りとして描きやすい素材が「皮ジャン」です。なぜなら黒系統1色で描けるからです。
さらに、強い光の表現やボケた感じの光の表現の練習にもなりますし、
何より単純な素材なだけに成果が見えやすくモチベーション維持にも最適です。
私は何度も皮ジャンを描きました。
チャック部分は大変です・・・。一旦スルーしてもいいかもしれません。
リアルな絵 素材2「バラの花びら」
バラの花びら部分のみを描いてみてください。こちらも赤系統1色で描けます。
バラの花は花びら一枚で見れば単純な形をしています。ただ適度にカーブもあり、光と影を描く練習にもなります。
まずは全体を見ずに花びら一枚を正確に描くことに命を燃やしてみて下さい。一枚が描けたら次の隣接している花びらをもう一枚描いてください。
この作業を繰り返していくことで徐々に「リアルなバラ」に仕上がっていくはずです。
まずは「連続した単純作業で画力を上げる」というのも有効な手段の一つです。
リアルな絵 素材3「炎」
こちらもオレンジ系統1色で描くことができます。
炎は形が無造作です。形としてしっかりした部分もあれば、ふわっと消えかかっている部分あったり、表現の種類の練習としては非常に良い素材だと言えます。
炎の表現ができるようになれば、オーロラのようなモヤっとしたもの全般の描写にも応用が利くようになるはずです。
まとめ
最初から難しい題材を選んでしまうと挫折の原因にもなりかねません。そうならない為にもまずは、1色で単純な作りの物から描き始めると、モチベーションを維持しつつ楽しく絵を進められるようになるはずです。
アクリル絵の具に限らず、絵の初心者の人は「自分をどう波にのせていくか」ということを意識すると、絵描き人生がより豊かなものになっていくことは間違いないでしょう。
アナログの中でも基本中の基本となる画材が「鉛筆」です。私は鉛筆でリアルな人物を趣味で描いています。
最近、気楽な鉛筆画コミュニティを始めました。興味のある人は下のページをチラッと覗いてみて下さい。